女性のキャリアモデルとなれるよう子育てと仕事の両立に励んでいます

知念_W2A3573 知念 希和
平成17年度医学部医学科卒業
厚生労働省 医系技官(国家公務員Ⅰ種)
島根県 健康福祉部 健康推進課 課長
琉大の医学科には他大学や社会人を経験した学生も多く、留学生も少なくありませんでした。そうした環境で学んだことで視野が広がり、海外に目を向け始めた4年次のことでした。夏の1カ月間、軍事政権下だったミャンマーに滞在し、日本にいては想像すらできない医療制度が崩壊した社会の恐ろしさを知ると同時に、国民の生命が守られない現実を直視させられたのです。その結果、医療制度の重要性が心に深く刻み込まれ、卒業後4年間の臨床医勤務を経て、厚生労働省の試験(国家公務員Ⅰ種)を受けることにつながっていきました。
医系技官となってからは、まずは本庁で医療制度設計に携わり、出向した文部科学省では学校保健に関する仕事をしました。次いで島根県庁の健康福祉部に赴任し、今は健康推進課長をしています。この間に結婚と出産も経験、子育てと仕事の両立が目標に加わりました。
振り返れば高校生だった頃、考えもしなかった道を歩んでいるわけですが、今後は後輩女性のキャリアモデルになれるよう、より良いワークライフバランスを実践していこうと思っています。