急性期から終末期まで,教育から臨床まで,医療を楽しむ

上 若生 上 若生
平成22年度医学部医学科卒業
琉球大学医学部 第一内科
医学部を卒業後琉大病院での初期研修を経て、呼吸器内科および感染症内科を専門とし医療に携わっています。元々身内や友人などにも医療関係者はいませんでしたが、生理学を含めた生物学が好きだったこと、職人である父をみて手に職をもてる専門性の高い技術や知識を生業としたかったこと、人とのつながりのある仕事をしたかったことが繋がり、この世界に飛び込んだことを思い出しました。予備校講師もいいかもしれないと昔から考えていたことと大学病院に勤務していることもあり、医師業務の傍らできる範囲で医学生への教育にも関わらせていただいています。
人の生死が関わることから、医療は特殊な環境です。しかし当然ではありますが、患者一人一人にはそれぞれの「これまでの人生」と「これからの人生」があります。患者の生き死にだけではなく、患者の人生に関わる世界と考えています。学生時代は礎の時であり、皆さんが志した思いを形にするにはどうしても時間がかかり歯がゆく感じてしまうかもしれません。しかし朧げながらでも構いませんので、自分のやりたいこと、目標とすることを模索しつつ、仲間たちとともにこの世界に足を踏み込んでいただければと思います。