医学部保健学科学生とJICA研修員との交流会を開催しました
平成28年12月2日に医学部保健学科棟213教室にて、保健学科看護学コース保健師選択学生とJICA「公衆衛生活動による母子保健強化研修」研修員の交流会を開催しました。
この研修は、沖縄の公衆衛生の成功経験に基づき、開発途上国の母子保健対策上の課題を解決するための知識、技術を紹介するために、沖縄県看護協会が委託を受け取り組んでいる研修です。今回はアフガニスタン・アゼルバイジャン・バングラディシュ・ハイチ・ミャンマー・フィリピン・ウズベキスタンなど7か国、10名の研修員(公衆衛生省専門官、看護学校教員、医師など専門職)が沖縄を訪れ、日本及び沖縄の公衆衛生看護活動の歴史、実践、システム、人材育等について学んでいます。
保健学科では、地域社会や国際社会に貢献する公衆衛生活動従事者を育成する目的で3年前から研修員のジョブレポートの聴講などに参加してきましたが、今回はさらに研修員との情報交換を含めた学びをねらい、交流会という形で研修員を受け入れました。
福島卓也保健学科長から歓迎のあいさつの後、保健学科学生から琉球大学の紹介や、保健学科看護学コースのカリキュラム、学生生活などについて英語で紹介し、研修員からは自国の公衆衛生の状況について報告がありました。研修員の報告を聞き、活発な質疑応答が行われ、時間を超過する場面も見られました。研修員から「ディスカッションの内容から、学生の知識レベルの高さを感じた。」、学生からは「沖縄や日本の公衆衛生について世界へ発信できるよう、語学や日本の公衆衛生についてさらに学びを深めたい。」「グループワークでの研修員とのディスカッションで看護職としての将来像を深く考えるきっかけとなった。」などの声が聞かれ、公衆衛生の向上を考える機会となったとともに、国際交流の貴重な機会となりました。
福島学科長から歓迎の挨拶 | 保健学科学生による英語での自己紹介の様子 |
JICA研修員とのグループディスカッションの様子 | 集合写真(保健学科棟前にて) |