琉球トレーニング(アジア医療技術研修)「The 1st Ozaki AVNeo School in Okinawa」を開催しました!

平成29年1月10日~11日に琉球トレーニング(アジア医療技術研修)が開催されました。

本取り組みは、沖縄21世紀ビジョン基本計画(沖縄振興計画)に基づいて、沖縄がアジアへの医療技術の発信拠点としての役割を担うことを目的とし、アジアのドクターを沖縄に集め、日本発の医療技術の習得のために行われました。本取組の実施により、アジアのドクターが沖縄で学んだ医療技術を現地で定着させ、それにより日本製の医療機器需要を喚起し、医療機器の輸出を促進することで、「グローバルな医療機器開発推進拠点」の形成へとつなげるものと期待されています。

今回は、東邦大学医療センター大橋病院の尾崎重之教授による「大動脈弁再建(形成)術」についての研修を実施しました。アジア地域の医療従事者9人(中国、韓国、台湾、タイ、ベトナム、インド、ロシア)が参加しました。

ほとんどの受講者は、各施設で実際に心臓手術を行っている外科医やチーフであったため、この技術習得し実際に実施すべく講義からドライラボに至るまで熱気に溢れていました。本術式を開発した尾崎教授が直接講義し、デモンストレーションを行ったため、受講生は真剣な面持ちで受講していました。講義の後の質疑・応答の時間では、各受講者から手技や手術適応、成績に関する質問が殺到し、この技術への関心の高さが感じられました。さらにドライラボでは、各受講者が実際に本手術を行い、できあがりを尾崎教授に直接確認してもらったり、写真を撮ったりと有意義な研修でした。

・主催:琉球トレーニング実行委員会 (琉球大学大学院医学研究科胸部心臓血管外科学講座、内閣府沖縄総合事務局、(株)イフジェイ、(株)日本医療機器開発機構)

・共催:国立大学法人琉球大学

・協力:東邦大学医療センター大橋病院

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左から尾崎重之教授(東邦大学大崎病院)、國吉幸男教授(琉球大学)、阿部和男先生(山形県立中央病院) 尾崎重之教授による講義
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尾崎重之教授によるデモンストレーション ドライラボ
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最後に参加者全員で記念撮影

 

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