大学院生の久保田陽秋先生が日本心脈管作動物質学会研究奨励賞を受賞しました!

平成29年2月10日(金)・11日(土)、琉球大学医学部において第46回日本心脈管作動物質学会が開催されました。

そのYIAセッション(若手研究者奨励賞)において、薬理学の大学院生の久保田陽秋先生は、『脳梗塞における一酸化窒素合成酵素(NOSs)の有害な作用:性差およびテストステロンの関与』に関する口頭発表を行いました。10人のYIA候補者が発表し、8名の審査員により審査が行われ、1名の最優秀賞および2名の優秀賞が選出されました。

その結果、久保田先生は、見事に研究奨励賞優秀賞を受賞しました。久保田先生は麻酔科学の医師で、薬理学において研究を行い、『マウスの脳梗塞におけるNOSsの有害な作用がオスにのみ認められ、その機序にはテストステロンが一部に関与している』ことを世界で初めて明らかにしました。

本研究の結果から、NOSs系の抑制が男性の脳梗塞における新規治療戦略になり得る可能性が示唆されました。本研究は、麻酔科学 垣花学教授、須加原一博副学長・理事を含めた本研究科の先生方との共同研究です。

表彰式の様子

(写真右から)今回受賞された久保田先生、学会長の本学医学研究科薬理学講座 筒井教授