ゲノム医科学講座

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ゲノム医科学講座

講座紹介:

レトロトランスポゾン(主にヒト内在性レトロウイルス)および複合遺伝性疾患とエピジェネティクスを二本の柱に研究を行っている。

スタッフ紹介:

  • 陣野吉廣
    教授:陣野吉廣
    略歴:

    1977年に熊本大学医学部を卒業。その後4年間同小児科に在籍。1985年大学院を修了した後、長崎大学医学部でリバース・ジェネティクスやエピジェネティクスの研究に従事。1999年より琉球大学医学部の教授に就任し現在に至る。

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小田高也
    准教授: 小田高也
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杉本潤
    准教授: 杉本潤

研究概要:

複合遺伝性疾患とエピジェネティクスの研究では、統合失調症患者および健常コントロールの末血DNAを用いてメチル化解析を行い、男性患者においてコントロールに比べて有意にメチル化が低下していることを見いだした。また、抗精神薬ハロペリドールはラット脳のメチル化状態を変化させる作用があることを見いだした。

ヒト内在性レトロウイルス(HERV)研究では発現能を保持しているHERVの発掘を行い、膵臓および甲状腺で発現しているERVE1、胎盤で発現しているHERV-Fb1, HERV-HML6c14, HERV-H7などを同定した。2013年、杉本准教授はHERV-Fb1のenvがコードするsuppressynがsyncytin-1の細胞融合能を抑制することを発見した。現在、suppressynの生理的意義解明やin vivo機能解析を目指して研究を進めている。

お問合せ先:
琉球大学大学院医学研究科ゲノム医科学講座
TEL:098-895-3331(内線2708)
FAX:098-895-1439
eMailsirius@med.u-ryukyu.ac.jp