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医化学講座

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医化学講座

講座紹介:

武居 洋教授のもと、医学部医学科生化学第二講座として昭和60年に開講し、医学科の学部教育と大学院医学研究科の教育・研究を行ってきました。平成11年、武居教授の定年退官にともない現教授の苅谷に交替、以降、改組にともない独立専攻科の細胞生物学分野、部局化後の大学院医学研究科・医化学講座と名称を変えてきました。

スタッフ紹介:

  • 教授:苅谷 研一略歴:
    昭和50年3月 大阪府立大手前高等学校卒業
    昭和56年3月 神戸大学医学部医学科卒業(5月 第一内科入局)
    昭和56年7月~59年3月 神戸大学医学部附属病院医員(研修医)、公立日高病院医員
    昭和63年3月 神戸大学大学院医学研究科博士課程修了(循環器内科学・生化学)
    昭和63年4月~平成1年5月 舞子台病院医員(循環器内科非常勤)
    平成1年6月~6年2月 カリフォルニア大学サンフランシスコ医学校心臓血管研究所
    第9代 Julius H. Comroe Jr. Research Fellow、米国心臓学会特別研究員、
    同医学校Assistant Research Molecular Biologist
    平成6年3月~11年3月 神戸大学 医学部助手、講師、助教授(生理学第二)
    平成11年4月~現在 琉球大学 医学部教授(生化学第二)~同大学院医学研究科教授、医学博士、内科認定医、循環器専門医、生化学会評議員
  • 准教授: 海川 正人
  • 助教: 安里 剛
  • 助教: 野中 公子

研究概要:

本講座の主要研究テーマは癌遺伝子産物Rasの類縁分子Rap2の解析です。苅谷は前任地で、モデル生物の線虫C. elegansを用いてRasの新規標的分子として線虫からヒトまで進化を越えて保存されたphospholipase C epsilonを発見する仕事などに携わっていました。Rap2は機能不明であったうえ、類縁分子の中でも、標的分子結合モチーフがRasと必ずしも一致しない点でユニークでした。RasのSer 39は標的分子との接触面で複数の水素結合に関わっていますが、Rap2の39番はPheで、Serと同じ役割はできません。ならば逆に、Rap2はPhe 39を使ってRasとは結合できない未知の標的分子を支配するのではないかと考えました。そこで、このようなRap2結合分子を同定するため、酵母Two-Hydrid法によるcDNAライブラリースクリーニングや、アフィニティー精製と質量分析(LC-MS/MS)の組み合わせといった分子間相互作用を手掛かりとした検索を行いました。その結果、Rasや他の類縁分子とは結合しないRap2の新規標的分子群を同定しましたが、それらは主にストレス応答性MAPキナーゼc-Jun N-terminal kinase(JNK)の上流に位置する極めて相同性の高いプロテインキナーゼ群で、JNKの活性化以外にも細胞骨格も制御していました。哺乳類ではNck- interacting kinase(NIK/MAP4K4、Machida et al., JBC 2004)、Traf2- and Nck- interacting kinase(TNIK, Taira et al., JBC 2004)、Misshapen/NIK-related kinase(MINK, Nonaka et al., BBRC 2008)の三種類でした。線虫とハエでRap2と結合するオルソログは、それぞれMIG-15、Misshapenの一種類でした。これら一群のキナーゼは、JNKの活性化以外にも細胞骨格(Taira et al.)や神経シナプス(Nonaka et al.、Kawabe et al. Neuron 2010:共同研究)、TGF beta経路(Kaneko et al. PNAS 2011:共同研究)、Wnt経路の制御などに関わると考えられています。また、Rap2がリサイクリング小胞にあってTNIKを制御することから、細胞内の物質輸送の制御に関わる可能性もあります(Uechi et al. BBRC 2009)。作成したRap2、TNIKのノックアウトマウスを用いて、現在これらの分子の組織や個体レベルでの機能解析を進めています。

 以上のRap2関連の研究以外にも、アンギオポエチン様蛋白質の機能解析、婦人科腫瘍におけるHPVと患者腫瘍異種移植マウス系の解析、皮膚科腫瘍の浸潤・転移に関わる蛋白質・mRNA・miRNAの解析、ステロイド誘発性マウス緑内障系におけるプロテオミクス解析などの研究が進行中または遂行されてきました。

お問合せ先:
TEL:098-895-1117
FAX:098-895-1405
eMailkariya@med.u-ryukyu.ac.jp