早坂 研先生(消化器・腫瘍外科学講座、現、南三陸病院医師)が、日本外科学会研究奨励賞最優秀賞 受賞!

平成30年4月5~7日、東京(東京国際フォーラム)で開かれた第118 回 日本外科学会定期学術集会2018にて、早坂 研先生(大学院 医学研究科 消化器・腫瘍外科学講座、現、南三陸病院医師)が日本外科学会研究奨励賞の最優秀賞を受賞しました。

論文題名は「A new anatomical classification of the bronchial arteries based on the spatial relationships to the esophagus and the tracheobronchus」であり、気管支動脈の解剖学的研究に関する内容です。

本研究では、放射線診断画像による研究で用いられた分類法に基づく結果を、実際に肉眼解剖で確認しました。その結果、胸腔での走行経路が短い左気管支動脈が画像では十分に描出されていない可能性を示唆した点で意義深いものです。

気管支動脈の解剖学的研究は、胸部悪性腫瘍手術、肺移植、喀血に対する血管内治療等、臨床において重要な役割を果たします。

 

医学部附属病院が地域災害拠点病院に指定されました

医学部附属病院は、平成 30 年 3 月 30 日(金)「地域災害拠点病院」に指定され、県庁にて交付式が行われました。

交付式では冒頭、沖縄県保健医療部砂川部長より「地域災害拠点病院は自らが被災しても迅速に災害医療を再開し、地域における災害時の医療救護活動の中心となる病院である。」との説明がありました。

出張中の藤田病院長に代わり久木田救急部長が交付を受け、席上「沖縄県は島嶼県であり、大規模災害時は県内医療機関のみで対応せざるを得ない時期も想定せねばならない特殊な事情があると思います。地域災害拠点病院としていざとなれば、病院を挙げて、災害医療に取り組む備えを整え、今後もその機能を高めていくよう努め、他の医療機関、県庁と協力して県民の安心に資する地域災害拠点を備えて参ります。」と抱負を述べました。

 

地域災害拠点病院指定書の交付を受けて (右から久木田救急部長、砂川保健医療部長、 赤崎南部徳洲会病院長)

地域災害拠点病院指定書

医学部保健学科4年次の穂積大貴さんが最優秀賞演題賞を受賞!

平成30年2月24日(土)、名護市名桜大学(北部生涯学習推進センター)で開かれた第2回沖縄看護卒業研究発表会(主催 生命医学研究振興財団:小杉忠誠理事長、琉球大学名誉教授)にて、本学の穂積大貴さん(基礎看護学分野:指導教員 豊里竹彦教授)が最優秀賞演題賞を受賞しました。

穂積さんは卒業研究のテーマ「看護師の職業性ストレスと精神健康との関連における職場ソーシャルキャピタル緩衝効果」において、県内看護師2595人を対象に質問紙調査を実施し、仕事が忙しかったり、裁量権がなくても職場内の信頼関係があればストレスが軽減される可能性を指摘しました。

4月から沖縄県保健師として働く穂積さんは「大学で学んだことや支えてもらった感謝を忘れずに、本研究結果を実践に生かしていきたい。」と話しました。

 

 

平成30年度琉球大学大学院医学研究科(修士課程・博士課程)第2次募集入学者選抜試験合格発表

医学研究科(修士課程・博士課程)第2次募集入学者選抜試験合格発表

平成30年度琉球大学大学院保健学研究科(博士前期課程)第2次募集入学者選抜試験合格発表

保健学研究科(博士前期課程)第2次募集入学者選抜試験合格発表

【募集期間延期】保健学研究科特別プログラム(OKINAWA GLOBAL HEALTH SCIENCE )募集要項

OKINAWA GLOBAL HEALTH SCIENCE PROGRAM

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★Extension of the Application Period★

①Okinawa Global Health Science Program

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①Okinawa Global Health Science Program

②(Mr&Dr)Curriculum

③Check list and Application form

Download [ZIP of MS-Word files]

*Contact Us(詳細についての問い合わせ先)*
      TEL:098-895-1053
      Mail:igzgaksen@to.jim.u-ryukyu.ac.jp

平成31年度琉球大学医学部医学科第2年次特別編入学(学士入学)学生募集要項

 

 

同種造血幹細胞移植におけるHLAを介したGVHD発症の新たな 機序を解明した研究成果について―プレス会見報告―

琉球大学大学院医学研究科 内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座 (第二内科)の森島聡子准教授と東海大学医学部基礎医学系分子生命科学の椎名隆准教授による「同種造血幹細胞移植におけるHLAを介したGVHD発症の新たな機序を解明した研究成果について」のプレス会見が2018年2月22日に本学で開かれました。

森島准教授らは、骨髄移植の際に生じる合併症である移植片対宿主病(GVHD)の新たな知見を見出しました。GVHDが患者とドナーのHLA(ヒト主要組織適合性抗原)の違いにより生じることは、従来の研究により明らかにされていましたが、本研究において、GVHDを生じるとされている部位とは全く異なる同一遺伝子上の部位が関与することを示しました。

森島准教授は、「今後、HLAのメカニズムを解明することで、移植分野のみならず、HLAが関わっていると考えられる自己免疫疾患や感染症等の治療法の確立にも結び付く。」と期待を述べました。

研究成果は、血液学のトップジャーナルであるBlood誌に2018年2月15日付 (日本時間2月16日)で掲載されました。

研究成果を報告する(左)森島聡子准教授(右)椎名隆准教授

 

記者からの質問に回答する森島准教授

会見の様子

―詳細―

琉球大学大学院医学研究科 内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座 (第二内科)の研究成果が血液学のトップジャーナルBloodに掲載されました(Blood. 2018;131(7):808-817)。同種造血幹細胞移植後の移植片対宿主病 (GVHD)が、HLAアリルの進化と関係する機序によって起こることを初めて示した研究で、琉球大学内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座の森島聡子准教授が中心となり推進し、東海大学や京都大学との共同研究として行われた画期的な研究成果です。

同種造血幹細胞移植は、白血病など難治性の血液悪性腫瘍や再生不良性貧血の患者さんの治癒を期待できる治療法として確立されてきましたが、治療の成功を妨げる合併症として移植した細胞が患者の組織を攻撃することで生じるGVHDが問題となります。日本骨髄バンクを介した非血縁者間造血幹細胞移植では可能な限りHLA-A, -B, -C, -DRB1の一致したドナーを選択しますが、4座のHLAが患者とドナーで一致していても、HLA-DPB1が一致する可能性は低く、多くの患者はHLA-DPB1が不一致のドナーより移植を受けています。

非血縁者間造血幹細胞移植におけるHLA-DPB1不適合が移植後のGVHDに及ぼす影響は、最近報告された二つのメカニズムに起因することがトピックスとなっていました。一つは患者とドナーのHLA-DP分子のペプチド結合部位のアミノ酸配列の違いとの関係(T細胞エピトープ不適合アルゴリズム)で、もう一つは患者の不適合となるHLA-DPB1遺伝子の3’ untranslated region (3’ UTR) に位置するrs9277534 SNPとの関係です。この二つのメカニズムがお互いどのように関係するのかこれまで明らかにされていませんでした。

HLAアリルタイピングは、主に多型に富むエクソンのみの情報によって行われていましたが、我々は次世代シーケンサーを用いて日本人に頻度の高い19のHLA-DPB1遺伝子の全領域を解析して系統樹を作成し、HLA-DPB1アリルがエクソン 3から3’ UTR (Ex3-3’ UTR) の領域で明瞭に二つのグループに分類されることを明らかにしました。さらに、前述のrs9277534はHLA-DPB1遺伝子進化上、高度に保存されたEx3-3’ UTRのtag SNPであり、T細胞エピトープ不適合アルゴリズムで示されているexon 2がコードするペプチド結合部位の多型とは異なる機序でGVHDの発症に関連し、二つのメカニズムは相補的にGVHD発症のリスクとなっている可能性を示しました。

本研究で得られた成果は、造血幹細胞移植における同種免疫反応のメカニズム解明のみならず、様々な自己免疫疾患や感染症などにおける免疫反応とHLAとの関連性の解明に繋がるものと期待しています。

大学院医学研究科修士課程 嶺井 陽さん (救急医学講座) が優秀演題賞 受賞!

平成29年10月28日に行われた第3回日本心臓リハビリテーション学会九州地方会において、大学院医学研究科修士課程 救急医学講座所属の嶺井 陽さんが、優秀演題賞を受賞し、心臓外科手術後のリハビリテーションの重要性を示しました。

嶺井さんは、琉球大学附属病院 リハビリテーション部において理学療法士として勤務しながら、大学院の研究にも日々勤しんできました。

この賞を受けて嶺井さんは、「この度はこのような賞を頂くことができ、心より嬉しく思っています。 ご指導いただけました先生方、研究へのご理解・ご協力を頂けました患者様など多くの方々のお支えで頂くことができたと深く感謝しております。 今後も本研究が少しでも発展できるように取り組んでいきたいと思います。」と話しました。

 

 

 

 

 

臨床検査室が国際規格ISO15189の適合認定を取得しました

ISO15189とは国際標準化機構が定めた臨床検査室の品質と能力に関する要求事項です。我が国においては公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)により、その内容に基づいて申請した認定範囲および検査項目に対して、「品質マネジメントシステム」および「検査技術」に関する審査が実施されます。

ISO15189認定は検査サービスの質を保証することが大きな目的であり、質の高い信頼できる検査を提供することで、高精度のより良い医療を行うことに大きく貢献できます。また、国際的な共同研究や治験に参加する際にも、利用される臨床検査データの信頼の証となります。

琉球大学医学部附属病院 検査・輸血部は平成28年秋より1年有余にわたり準備を進め、平成29年12月7日に認定を取得することができました。スタッフ全員が作業に取り組み、目標に向かって一丸となるなかで、形が整い、意識が変わり、検査室がよりよく変化していくことがはっきりと見えてきました。検査技術の標準化のために、すべての検査項目に対して手順書を作成し、曖昧なことをなくすようにしてきました。また、数々の記録様式を揃え、検査室での動きを記録することで様々なことが“可視化”でき、問題を把握することができるようになりました。それらの問題点を是正し改善へと導くことにより、さらに質の高い臨床検査を提供することができるのみならず、医療過誤の防止にも繋がると考えられます。

この度のISO15189認定取得は決してゴールではなく、新たなスタートと考えております。現状に満足せず、よりよい検査室であるよう、次なる目標に向かって努力を重ねていく所存でございます。今後も臨床の先生方、患者さん、臨床検査を利用するすべての方々が満足できる検査室を目指して参ります。

 

 

 

 

 

琉球大学医学部附属病院

検査・輸血部

平成30年1月10日

動物性脂肪と炭水化物の食べ分けを決定する嗜好性制御神経細胞を発見

「動物性脂肪と炭水化物のどちらを食べるか」を決定する嗜好性制御ニューロンが、本能を司る間脳視床下部に存在することを発見しました。

この研究は、琉球大学第二内科(内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座)岡本士毅 特命講師と益崎裕章 教授の研究グループと自然科学研究機構生理学研究所の箕越靖彦 教授の研究グループの共同研究で行われ、2018年1月17日(水)午前2時に米国科学雑誌「Cell Reports」へオンライン掲載されることになりました。

マウスは、脂肪を多く含む食物(脂肪食)を好んで摂食します。しかし、嗜好性制御神経細胞が活性化すると、脂肪よりも炭水化物を多く含む食物(炭水化物食)を摂取します。この神経細胞は、本能を司る古い脳「視床下部」に存在しており、絶食によって活性化し、炭水化物の摂食を促進します。その結果、絶食によって変化した体内の代謝を速やかに正常化することが分かりました。

本成果は、食物の食べ分けを決定する人の神経回路、高度肥満者が脂肪食を好んで摂取する原因、またストレスによって甘い物を食べる原因の解明につながり、肥満や糖尿病の治療にも応用が期待される画期的な研究成果として注目されます。

 

 

絶食により視床下部室傍核(PVH)CRHニューロンのAMPキナーゼが活性化すると、炭水化物食を多く選択して摂取し、脂肪食の摂取が減少する。結果、血中ケトン体濃度が速やかに正常化する。右図は、two-diet choice実験で使用する食物嗜好性測定ケージ。

金谷整形外科教授が 沖縄県医事功労者知事表彰を受賞

平成30年1月5日に整形外科の金谷文則教授が沖縄県医事功労者知事表彰を受賞し、1月11日に、本学医学部長室で授与式が行われました。
  この表彰は、沖縄県において医療関係事業に従事し、特に功績が顕著で、他の模範となる者に対し行われるものです。
  金谷教授は平成3年から琉球大学整形外科に勤務し、平成12年より教授として離島を含む沖縄県地区の地域医療の発展と向上に貢献しています。
  また、平成6年より琉球大学附属病院理学療法部長(平成15年よりリハビリテーション部)となり、平成13年に創設された沖縄県医師会リハビリテーション医学会の会長に就任しました。その後、平成15年に設置された初代のリハビリテーション部長となり、平成28年にはリハビリテーション科長に就任し、沖縄リハビリテーションの発展と向上に貢献しています。
  今回の表彰を受け、金谷教授は「名誉ある知事表彰を頂き身が引き締まる思いであり、沖縄県の医療と福祉の発展に今後一層貢献して行きたい。」と述べました。

授与式の様子

石田医学部長(左)と金谷教授(右)

沖縄県医事功労者知事表彰状

2018 年頭の挨拶

皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。昨年の成果と今年の抱負を述べて、皆様に新年の挨拶を申し上げたいと思います。

1.教育面について
  医学科は、昨年の12月に、日本医学教育評価機構(JACME)による医学教育分野別評価を受審しました。これはわが国の医学教育の質を国際的基準として保証するために平成29年度に正式導入されたものです。受審に向けて、多くの教職員、また、研修医、学生の皆さんのご協力をいただきました。ここに篤くお礼を申し上げます。

   今回の受審により、医学部として組織的に医学教育プログラムを改めて見直す機会となりました。本年6月には正式な「外部評価報告書」が公表されます。フィードバックすることにより、アウトカムベイスドラーニングを目指し、PDCAサイクルを働かせて、教育プログラムの改良を持続的に進めていく必要があります。地域枠定員の維持も認可され、17名で続きます。今後、卒業後の専門医取得などのローテーションモデルを作成する必要があります。
 保健学科は平成29年度から本学独自の多様な学事歴に対応するため、クォーター制を導入しました。今後、学生及び教員のアンケート調査を踏まえ、効果を検証する予定です。

2.国際交流について
 保健学研究科では国際化を推進しています。次期国費外国人留学生特別プログラムは残念ながら継続が採択されませんでしたが、現在のプログラムでフィリピン、ラオス、インドネシアから多くの大学院生を招いています。また、これまでのフィリピン大学マニラ校、ラオス国保健省との協力関係以外に、インドネシアのマタラム大学と新たに共同研究を進める準備を進めています。また琉球大学戦略的プロジェクト経費が採択され、フィリピン大学マニラ校から特任助教が来ており、1月からは韓国からヨンセイ大公衆衛生学部のヌム教授がサバティカルを利用して琉球大学に客員教授として来られる予定です。今年1月22日には、フィリピン大学マニラ校、台北医学大学、ラオス国保健省、インドネシアのマタラム大学、アイルランガ大学から研究者を招いて、公開シンポジウムを開催します。
 医学研究科・医学科としては、ハノイ医科大学、シンガポールの南洋理工大学との交流協定を結びました。また、3月に東京理科大学、台北医学大学と共催で第2回国際バイオメディカル・インタフェース・シンポジウムを台医学大学にて開催し、今年は、沖縄で開催予定です。

3.研究について
  多数の科学研究費補助金を獲得し、また、概算要求事業として、「ガス分子群を用いた革新的治療法の開発を目指した橋渡し研究」、「亜熱帯島嶼の時空間ゲノミクス」、「沖縄県地域医療拠点形成に向けた先端医学研究センターの設置」が走っています。また、沖縄県の先端医療実用化推進事業やAMEDの「難治性疾患実用化研究事業」「臨床研究・治験推進研究事業」(臨床薬理学講座)を活用しつつ整備を推進しています。
 優れた研究業績として、Blood(内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座、細胞病理学講座)、 Diabetologica (薬理学講座、内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座)、The Journal of Infectious Disease (皮膚科学講座)、Leukemia(細胞病理学講座)、Human Genetics(第一内科と人体解剖学講座など)に論文が発表されました。また、熱帯医学会賞(山城哲教授)、熱帯医学会相川正道賞(小林潤教授)などの表彰もございました。今年もまた、素晴らしい雑誌への掲載をお願いいたします。

4.医学部および同附属病院の移転について
 平成30年度概算要求として内閣府から、沖縄健康医療拠点整備経費3.1億円が措置されました。昨年3月に「琉球大学医学部及び同附属病院移転整備基本計画」を策定しました。さらに、昨年9月には、上原地区キャンパス移転推進本部を設置し、体制を強化しました。また、昨年の10月から、基本設計に入り、今年9月には、「琉球大学医学部及び同附属病院移転整備基本設計」を策定します。平成28年11月から琉大用地の買取(宜野湾市土地開発公社による先行取得)を進めており、今年度末に完了する予定です。平成36年度末(2025年)を目処に、医学部及び同附属病院を宜野湾市(平成27年3月に返還されたキャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区))に移転することを目指しております。この医学部及び同附属病院の移転について、国が目指す国際性と離島の特性を踏まえた沖縄健康医療拠点に相応しいキャンパス整備を目指し、全学を挙げて取り組むため、皆さまのご協力をお願いいたします。

4月にも述べましたが、教育、研究、診療環境の整備は、大事です。ハラスメントの無い教育現場、診療現場を保つことは重要な責務であると考えています。
 最後ではございますが、皆様のご多幸と健康を祈念し、また、医学部並びに同附属病院の発展を祈願し、年頭の挨拶といたします。ご静聴ありがとうございました。

 

 

平成29年1月4日
琉球大学医学部長 石田 肇

論文博士の外国語試験公示

保健学科職員が医学教育等関係業務功労者表彰を受賞

平成29年11月28日に文部科学省において医学教育等関係業務功労者表彰式が行われ、医学部保健学科形態病理学分野所属の豊田善成氏が表彰されました。

この表彰は、大学における医学又は歯学に関する教育、研究若しくは患者診療等に係る業務に長年従事され、顕著な功績のあった者に対し行われるものです。

豊田氏は琉球大学医学部附属病院に在職中は、臨床検査技師として勤務しながら、実習生を積極的に指導し、後人の育成に尽力しました。現在は保健学科で、解剖学、組織学や病理学の講義、実習を通じて、さらに多くの学生の指導に力を注いでいます。

本人は今回の表彰により、「医療従事者を目指す後輩たちに、後人を教育し育てる事の重要性を手本として示せた事は非常にうれしい。」と喜びを語っています。

~「がじゅまる売店」新装オープン~

平成29年11月6日(月)より、医学部がじゅまる会館1階に「がじゅまる売店」がリニューアルオープンしました。従来より店舗を拡張し、取扱商品の充実を図り、学生及び教職員の皆様に永く愛される「がじゅまる売店」を目指します。

従来の取扱商品に加え、雑誌類も取揃えており、取扱商品のリクエストも受付けています。

現在は、オープン特価も行っており、お買い時となってます。
  ご来店お待ちしてます。

営業時間:月曜日~金曜日 8:00~18:00 (土・日・祝日は休み)

グローバルヘルス合同学会にて日本熱帯医学会より本学教授がダブル受賞

11月24日に東京大学本郷キャンパスで行われたグローバルヘルス合同学会にて、医学研究科細菌学講座の山城哲教授、保健学科国際地域保健学分野の小林潤教授が日本熱帯医学会から表彰されました。

山城哲教授は、2004年に本学会に所属する研究者によってなされた熱帯医学に関する顕著な業績を讚えるために作られた学会賞で14人目の受賞となりました。「細菌の疫学研究で顕著な成果をあげ、とりわけベトナムにおける拠点研究では基盤形成から人材育成に至るまで我が国およびアジアの熱帯医学の新たな方向性を示し続けた」ことが受賞理由となりました。

小林潤教授は、故相川正道博士のマラリア学における功績を記念して、マラリア学の発展に寄与した研究・業績に対して日本熱帯医学会が表彰する賞として2012年に設定された相川正道賞の6人目の受賞となりました。受賞理由は「一貫してマラリアの社会医学的研究で優れた業績を上げ、とりわけタイやラオスにおける学校保健ベースのマラリア対策戦略の開発研究で世界をリードする成果を報告した」ことです。

表彰式と受賞講演は東京大学の安田講堂で行われ多くの聴衆が駆けつけました。学会は3日間で1500人以上の参加者があったことが報告され、熱帯医学をはじめ、国際保健学、渡航者医学の3つの面からグロバールへルスについて活発な討議がなされました。

日本熱帯医学会は1959年に発足し、1972年に日本医学会へ64番目の分科会として加入している伝統のある学会の一つです。また、世界熱帯医学連盟の理事国でもあり、世界に向けた発信も重要な役割を背負っています。琉球大学は学会設立以来4回大会を招致してきており、2009年には50周年記念大会を沖縄コンベンションセンターで開催するなど学会で重要な役割を担ってきました。今回のダブル受賞において学会への貢献がさらに期待されているなかで、2019年には60周年記念大会が山城哲教授のもと沖縄にて開かれることが今回正式に決定しました。今後この沖縄において、当分野の研究・教育の発展がますます内外から期待されています。

Resuscitation Science Symposium 2017(蘇生科学シンポジウム)でBest Abstract AwardとPaul Dudley White Scholar Awardの2冠受賞!

全世界から循環器学・蘇生学のトップ研究者が集まり、最新の研究を発表するAHA(American Heart Assoiciation, アメリカ心臓協会)の年次総会が米国カリフォルニア州アナハイムで2017年11月11日から15日まで開催されました。

その中のReSS(Resuscitation Science Symposium 2017, 蘇生科学シンポジウム)において、本学大学院医学研究科救急医学講座の福田龍将非常勤講師の研究発表がBest Abstract AwardとPaul Dudley White Scholar Awardの2冠に輝き、学会中のAHA DailyNews 11月12日版の1面トップを飾る快挙を成し遂げました。

Best Abstract Awardとは、ReSSの演題中のトップスコアの研究に対して贈られる賞で、本年度は4名が選定されましたが、中でも福田先生の発表が表紙を飾り、学会場でも有名人となっていました。

Paul Dudley White Scholar Awardは、各国のhighest ranked abstractに贈られる賞で、有名大学や名だたる日本の循環器の研究機関を差し置き、University of The Ryukyus in Okinawaという所属が全世界に知れ渡りました。

研究題名は「Traumatic OHCA outcomes better when ALS provided by physician」というもので、日本の総務省消防庁データを用いて、外傷による院外心肺停止患者は現場出動の医師による2次救命処置を受けた方が救急隊による2次救命処置よりも予後を改善するという内容で、世界初の報告であり、論文が出来上がると今後蘇生法ガイドラインに取り入れられる可能性が高い内容で、日本人へも琉球大学の救急・蘇生学研究のレベルの高さを示すものとなりました。

 

医学研究科教授がラオス国名誉領事に就任

この度、本学医学研究科の新崎 章教授(顎顔面口腔機能再建学講座)がラオス国(ラオス人民民主共和国)の名誉領事に就任されました。沖縄での同国名誉領事就任は、先の岩政輝男前学長に続いて二人目の就任となりました。

本学とラオス国との交流は、1990年代初めから始まった医療協力プロジェクト(JICA)を皮切りに、その後の病院改善プロジェクト、口唇口蓋裂患者に対する医療支援(無料巡回手術)、今年8月に終了した学校・地域歯科保健プロジェクト(ちゃーがんじゅうプロジェクト)など、切れ目なく続けられてきました。最近では、これまでの保健医療協力に加えて人文社会科学(法文学部)や初等・中等教育(教育学部)の分野にも連携が広がり、国立ラオス大学との大学間交流協定の締結(2005年)、本年3月にはビエンチャン市に本学のサテライト事務所が設置されるに至っております。

これらの協力・交流活動において、新崎教授は直接・間接的に多大の貢献を果たし、その実績がラオス国側に高く評価されたものです。本年10月15日、新崎教授の名誉領事就任を記念するレセプション(沖縄ラオス友好協会・琉球大学歯科口腔外科同門会主催)が駐日ラオス大使を含む多数の関係者の出席をいただき、那覇市で開催されました。新崎教授は、「これまでの経験と人脈を生かし、幅広い分野で琉球大学とラオス国との交流が発展するよう役目を果たして行きたい」との抱負を述べられました。

本学は現在、6名のラオス国からの留学生を受け入れており、今後益々の交流・発展が期待されるところです。

第58回日本脈管学会総会 基礎研究部門で最優秀賞受賞!

日本脈管学会は脈管(大動脈、末梢動脈、静脈、リンパ管など)に関する、臨床系(心臓・血管外科、循環器内科、放射線科、形成外科、脳神経外科、臨床検査など)や基礎系(病理学、生理学など)での研究を行っている多くの研究者が、それぞれの領域を超えた横断的な議論を行う場として設立された伝統ある学術集会です。設立58年目の第58回総会は名古屋大学大学院医学系研究科血管外科学分野(古森公浩教授)主催にて平成29年10月19日から3日間にわたり開催されました。採択演題総数は500題を超え、その研究テーマも多方面にわたりそれぞれ活発な討論が繰り広げられました。

毎年総会ではJapanese College of Angiology Award (JCAA) が設けられており、独創的で将来性のある優秀な研究に対して、臨床系、基礎系からそれぞれ最優秀演題、優秀演題、計4演題が、公開審査のもとに選考されます。

今回、胸部心臓血管外科学講座(第二外科)の喜瀬勇也先生が基礎研究部門で最優秀賞を受賞しました。喜瀬先生らは、「胸腹部大動脈瘤手術時の術後脊髄虚血」という実臨床での最大の術後合併症となっている問題に基礎的・実験的な手法を用いて挑んでおり、その成果の一部を報告しました。胸腹部大動脈瘤手術時の動物モデルを作成し、脊髄灌流圧と脊髄血流量との相関を明らかにし、脊髄循環の生理的環境を保持するための至適体血圧を数値化することに成功しました。この内容を分かり易く、且つ研究内容を漏れなく報告し、活発な討議と、厳正なる審査の結果、基礎研究部門で最優秀賞を受賞しました。

審査員には心臓血管外科領域だけでなく、他方面の領域の第一人者も含まれており、これらの評価者からも研究内容について高く評価されたことは特筆すべき結果であります。それと同時に、多忙な日常診療の合間をぬって、臨床からの問題点を解決すべく基礎研究を行い、解決策を模索・探求する姿が大きく評価されたものと感じています。多くの事象が大都会中心となるなかで、地方大学である琉球大学から有意義で優れた研究が評価されたことは多くの同輩の励みになるものと考えています。