琉球大学名誉博士称号授与式を開催(ハワイ大Kasuya教授)
2024年7月5日、琉球大学名誉博士称号授与式が開催され、ハワイ大学内科教授 Richard T. Kasuya氏へ名誉博士記(第45号)が授与されました。
この名誉博士の称号は、学術文化又は国際交流の発展に多大な貢献があり、本学の教育研究の進展に寄与した功績が特に顕著である方に授与するもので、同氏の功績を讃え、このたび授与されたものです。
Kasuya氏は、2010年から琉球大学の教員、指導医を対象としたファカルティ・ディベロップメント(FD)講師や琉球大学学生を対象としたワークショップ講師を担当され、本学のFDや学生教育に対して多大な貢献をなさいました。また、2012年から通年の指導医育成プログラムであるハワイ―沖縄医学教育フェローシップ副ディレクターとして、本プログラムの運営・管理・指導に関わり、琉球大学の教員、指導医をはじめとした沖縄県の指導医育成に尽力されました。加えて、2010年からのハワイ大学医学部での短期研修において、本学医学部学生に対して温かく支援をしていただいています。
授与式においては、西田学長から「多忙を極める中、本学教職員への並々ならぬご支援に感謝申し上げるとともに、名誉博士を授与できることを心から嬉しく思っています。」との言葉の後、Kasuya氏から「この大変な栄誉に対し西田学長と琉球大学に心より感謝申し上げます。この栄誉が私にとってどれだけ意味のあるものかを、言葉で表現するのは難しいです。ハワイと沖縄は学術面や歴史‧文化の分野で長い間協力し合い、友情を育んできました。私がこれらの関係を築き、育む一部になれたことに深く感謝しています。」という喜びの言葉がありました。
記念撮影(前列 中央:Kasuya氏、中央右:西田学長)
2025年度保健学研究科特別プログラム(OKINAWA GLOBAL HEALTH SCIENCE PROGRAM 2025)募集要項及び出願書類様式
令和7年度医学部医学科第2年次特別編入学(学士入学)募集要項を掲載しました
令和7年度 大学院研究科 学生募集要項を掲載しました
学生募集要項
令和7年度 大学院医学研究科
★令和7年度 学生募集要項(修士課程) 【出願様式】修士課程【ZIP】
★令和7年度 学生募集要項(博士課程) 【出願様式】博士課程【ZIP】
※台風等災害によって募集日程や選抜方法を変更する場合があります。
募集日程や選抜方法を変更する場合は、琉球大学医学部ホームページで
お知らせいたしますので、必ずご確認ください。
【提出書類】
※学生募集要項を確認の上、必要書類を両面印刷にて提出願います。
*詳細についての問い合わせ先*
大学院医学研究科
TEL:098-895-1032
Mail:igznyusen@acs.u-ryukyu.ac.jp
令和7年度 大学院保健学研究科
★令和7年度 学生募集要項(博士前期課程) 【出願様式】博士前期課程【ZIP】
★令和7年度 学生募集要項(博士後期課程) 【出願様式】博士後期課程【ZIP】
※台風等災害によって募集日程や選抜方法を変更する場合があります。
募集日程や選抜方法を変更する場合は、琉球大学医学部ホームページでお知らせいたします
ので、必ずご確認ください。
【提出書類】
※学生募集要項を確認の上、必要書類を提出願います。
※Excel又はWordで入力する場合は、ダウンロードして、入力・プリントアウト願います。
*詳細についての問い合わせ先*
大学院保健学研究科
TEL:098-895-1053
Mail:igznyusen@acs.u-ryukyu.ac.jp
令和6年度保健学研究科(特別プログラム)入学者選抜試験 合格者告示
令和6年度保健学研究科(特別プログラム)入学者選抜試験 合格者告示
※1週間を目安に入試・入学案内ページのみの掲載に変更になります。
本学部の古橋さんが学会で育成賞を受賞しました!
琉球大学医学部医学科5年次の古橋沙英さんが第92回 日本呼吸器学会・日本結核非結核性抗酸菌症学会 九州支部 春季学術講演会において育成賞を受賞しました。古橋さんは研究に興味を持ったことがきっかけで本学大学院医学研究科 感染症・呼吸器・消化器内科学講座(第一内科)に研究の協力を志願し、助教の井手口周平先生と共に沖縄県内のCOVID-19の臨床像についてまとめ報告しました。
(感染症・呼吸器・消化器内科学講座 山本和子教授より)
「本研究には同医学部生の野崎千穂さん、杉野吏皇さんも協力しており、臨床研究の重要性を学んでいただきました。本受賞を心よりお祝い申し上げると共に、3人が益々のご飛躍を遂げられますようお祈り申し上げます」
古橋さんの演題:
「オミクロンXBB亜系統株流行期の新型コロナウイルス感染症患者における
細菌重複感染の検討」
育成賞を受賞した古橋さん(中央)
林内閣官房長官及び玉城沖縄県知事が 琉球大学医学部・病院の移転先を視察しました
宜野湾市の米軍西普天間住宅地区跡地にて、国の事業として進められている沖縄健康医療拠点整備事業の琉球大学医学部・病院の移転先を林 芳正 内閣官房長官が2024年3月30日に視察しました。
視察では、宜野湾市の松川正則市長と本学西田睦学長から、これまでの国からの支援及び令和6年度当初予算における事業費の措置について御礼を述べました。引き続き、松川市長から区画整理事業の概要の説明と、西田学長から工事の進捗の概要説明が行われました。
その後、内装工事が進められている病院内エントランスホールに移動し、本学大屋祐輔理事から、手術室やICU等の機能強化の内容について、パネルを用いて説明が行われました。
西田学長から事業の進捗状況について説明を受ける林官房長官(左)
建築中の新病院前で
(左から)和田敬悟副市長、松川正則市長、林芳正官房長官、西田睦学長、大屋祐輔理事
また、2024年4月18日に玉城デニー沖縄県知事が同移転先を視察しました。
視察では、宜野湾市の松川正則市長から区画整理事業の概要の説明と本学 西田睦学長から工事の進捗の概要及び開院・開学時期等の説明が行われました。その後、本学 大屋祐輔理事から、手術室やICU等の機能強化及び再生医療等の高度医療の拡充の内容について、説明が行われました。
玉城知事は、「県としても沖縄健康医療拠点には大いに期待している。今後も幅広く県民に健康医療を提供し意識を高めていくための拠点になってほしい」と述べられました。
本事業については、駐留軍用地跡地利用の新たなモデルケースに位置づけられ、琉球大学医学部・病院の移転完了は、令和6年度中を予定しています。
西田学長(左側)から事業の進捗状況について説明を受ける玉城知事(中央)
大屋理事(右)から新病院の機能について説明を受ける玉城知事(左)
生活習慣改善のきっかけになる 夜間頻尿記録アプリ「Uナイト」がリリースされました
皆様の御支援により、クラウドファンディングプロジェクト「生活習慣改善のきっかけになる、夜間頻尿を記録するアプリを開発したい」で開発を進めてきたアプリ”Uナイト”が、2024年4月にiOS(Apple)、Androidからリリースされました。
Uナイトでは毎日の就寝、起床時間、夜間トイレで起きた時間(睡眠データ)の簡単な情報を記録すると、まとめレポートが作成され、その結果に対するアドバイスを見ることができます。
プロジェクトページ(寄附募集は終了)
https://readyfor.jp/projects/ryukyu-application/announcements/319238
陸上自衛隊第八師団長が病院長を表敬訪問
令和6年4月11日(木)、陸上自衛隊第八師団長による大屋祐輔病院長への表敬訪問がありました。
琉球大学病院ならびに医学部は、昨年4月に起きた陸上自衛隊のヘリコプター事故の際、陸上自衛隊の要請に応じ、事故原因の調査ならびに死因・身元特定のため、司法解剖や検案を実施しました。この件について、陸上自衛隊第八師団長から感謝の意をいただきました。
また、当院から陸上自衛隊へは、ヘリコプターによる離島からの急患搬送において、常々お世話になっていることに感謝の意を表しました。
懇談には救急医学講座の梅村武寛教授と法医学講座の二宮賢司教授も参加し、事故・災害時対応の振り返りや、今後、生じるであろう様々な場面での協力体制について意見交換が行われました。
懇談参加者で記念撮影
新任教授のご紹介~大学院医学研究科女性・生殖医学講座 関根正幸 教授~(令和5年度着任)
2023年10月より、琉球大学大学院医学研究科 女性・生殖医学講座教授に着任した関根正幸です。よろしくお願い致します。
私は千葉県で生まれ、その後父親の転勤で埼玉、福井などを転々とし、埼玉県立浦和高校を経て新潟大学に入学しました。大学時代は軟式野球部と陸上競技部に所属していました。1994年に大学卒業後、1998年に大学院に入学しました。そこで「遺伝性乳癌卵巣癌」の研究を始め、今でも私のライフワークになっています。ボストンHarvard Institute of Medicineへの留学でも、「遺伝性乳癌卵巣癌」の原因となるBRCA遺伝子の機能研究に携わりました。帰国後はHPVワクチンの臨床研究も開始し、国民に向けて多くのメッセージを発信し、「積極的勧奨の再開」に貢献できたと思います。
前任の青木陽一教授は、放射線科、病理学教室など多くの先生方との緊密な連携のもと、盤石な診療体制を築いてこられました。私もその体制を引き継ぎながら、遺伝性腫瘍とHPV研究の知識や経験を活かして、沖縄のゲノム医療と予防医療のさらなる充実を目指します。沖縄県内の婦人科がん罹患率と死亡率を減少させることを最大の目標として、沖縄県の女性の幸せを第一に考えた医療を行っていきたいと考えています。
琉球大学医学部と病院は、2025年1月に宜野湾市の新キャンパスに移転します。新キャンパスは華やかな西海岸に近く、新たな医療拠点として沖縄の発展に必ずや貢献するはずです。医学を志す若い力を存分に発揮できるフィールドだと思います。ぜひ琉球大学で一緒に学んでみませんか?
新任教授のご紹介~大学院医学研究科循環器・腎臓・神経内科学講座 楠瀬賢也 教授~(令和5年度着任)
皆さん、こんにちは。楠瀬賢也です。この度、琉球大学医学部第三内科の教授を務めることになりました。私たちの講座は、循環器、腎臓、神経内科学を専門とし、沖縄県の医療を支える重要な役割を担っています。私自身、この責任あるポジションを拝命し、大変光栄に思っています。
私のキャリアは、常に臨床と研究の両面における経験を積んできました。これまでの経験を活かし、ここ琉球大学で学ぶ皆さんに、実践的な知識と技術を提供したいと考えています。私たちの目標は、高度な医療技術を提供し、地域社会に貢献することです。これには、地域医療機関との連携強化も含まれます。私たちの活動は、病院内だけに留まらず、予防医学や健康増進活動を通じて、より広いコミュニティに貢献することを目指しています。
最先端の研究にも力を入れています。特に、人工知能(AI)を活用した医療技術の開発には、大きな可能性を感じています。この技術を通じて、より正確で効率的な診断や治療が可能になると信じています。私たちは、これらの新しい技術を積極的に取り入れ、医学部の学生や医師たちが最新の知識とスキルを身につけられるよう努めます。
また、多様なバックグラウンドを持つ医師たちが互いに学び合い、成長できる環境を大切にしています。一人ひとりが自分の能力を最大限に発揮し、チームとしても最高のパフォーマンスを目指します。私たちと一緒に、医療の新しい未来を切り拓く仲間を心から歓迎します。
最後に、琉球大学医学部を目指す皆さん、私たちのチームで学び、成長していくことを楽しみにしています。私たちの教室は、常に進化し続ける場所です。皆さんの参加を心からお待ちしております。
新任特命教授のご紹介~医学教育企画室 金城紀与史 特命教授~(令和5年度着任)
2023年5月1日付けで医学教育企画室の特命教授を拝命しました金城紀与史(きんじょうきよし)と申します。
私は生まれも育ちも東京ですが、不思議なご縁で沖縄に移住しました(祖父は沖縄出身です)。大学に来る前の15年間は沖縄県立中部病院で総合内科や研修医教育に携わってきました。中部病院の北米式臨床研修プログラムは、患者さんの話(問診)や診察を大切にしながら総合力の高い医師を養成してきました。これは医学が進歩して様々な検査や治療ができるようになった今でも変わりません。
2022年から文部科学省「ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業」全国11拠点のひとつとして琉球大学は佐賀大学と連携して「島医者・山医者・里医者育成プロジェクト」を実施しています。地域医療を目指す医学生を対象に、問診や診察を最大限活用し、医師以外の職種とうまく連携しながら、地域で暮らす人々を支える医師を育成するのが目標です。そのために、「地域医療コース」はカリキュラムを工夫し、少人数で能動的に学ぶ機会を増やし、高学年で離島や北部の病院・診療所で実習するようにします。
離島やへき地の医療というと、孤独、激務、最新の医学から取り残されるといった負のイメージがあるかもしれませんが、若い時期に地域医療を経験することはキャリアにとって大きな成長の糧となるばかりでなく、やりがいもあるチャンスです。離島での経験を生かして次のステップへ羽ばたいていった多くの先輩の声も届けながら地域医療マインドを育てていきたいと思っています。
プロジェクトホームページ
島医者・山医者・里医者育成プロジェクト https://postcorona.skr.u-ryukyu.ac.jp/
新任教授のご紹介~大学院医学研究科医化学講座 鈴木健夫 教授~(令和5年着任)
初めまして。2023年1月1日付で着任いたしました、鈴木健夫です。
医化学講座に着任して1年が経ちました。医化学とは、読んだ通り医学と化学が組み合わさった語で、化学で主に扱う対象である「分子」の視点から医学の解釈を試みる学問分野です。生体(高)分子に関する生化学や酵素学といった内容をイメージされるかもしれませんが、今どきは多くの生命現象の観測において分子の挙動を意識する必要があり、こういった分野を名前で分ける必要性はかなり低くなっている時代と言えます。
講義では入学して1年目の教育科目である「分子細胞生物学」を担当しています。医師になるために習得しなければならない専門性は年を追って増え続けており、そのスピードについていくためには、一度は基礎をしっかり固めて体系的な学びの道筋をつけることが重要です。生命を「分子」の視点で理解することで、一見複雑で理解が難しい現象も自然法則に則っている事実を把握できると思います。そして、こういった力のベースとなるのが化学です。多くの1年生の受験時選択科目に化学が入っており(ある年度では100%(全員!))、その点で皆さんは実は同じスタートラインに立っています。
大学では、優れた医師を輩出するための教育だけでなく、医学を発展させ将来の人類の英知に寄与する研究の場でもあるべく門戸を開いています。大学在学中に実践できる医学研究をぜひ経験し、キャリアの幅を広げる機会を提供できればと思っています。
これから入学を志す方と切磋琢磨できることを楽しみにしています。またその過程で少しでも研究活動に興味が湧いてきましたら、お気軽にぜひお立ち寄りください。
令和8年度入学者選抜に係る外部英語検定試験の導入について(予告)
令和6年度新入生オリエンテーション等の日程について
令和6年度新入生オリエンテーション等の日程について(PDF)
4/3 医学部・学科別オリエンテーション
4/3 大学院オリエンテーション
4/4 新入生の保護者へのオリエンテーション
令和6年度保健学研究科(第2次募集)入学者選抜試験 合格者告示
令和6年度保健学研究科(第2次募集)入学者選抜試験 合格者告示
※1週間を目安に入試・入学案内ページのみの掲載に変更になります。
令和6年度医学研究科(第2次募集)入学者選抜試験 合格者告示
令和6年度医学研究科(第2次募集)入学者選抜試験 合格者告示
※1週間を目安に入試・入学案内ページのみの掲載に変更になります。