2019 年頭の挨拶

皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

昨年は保健学部・医学部保健学科設立50周年を迎え、今年は医学科では第40期の入学生を迎えることになります。 では、昨年の成果と今年の抱負を述べて、皆様に新年の挨拶を申し上げたいと思います。

1.教育面について

医学科は、臨床実習後OSCEは、令和元年度にトライアル実施され、本年令和2年度から正式実施となります。過密なスケジュールの中恐縮ですが、ご協力を賜りますようお願いいたします。

保健学科はクオーター制が定着し、それを利用して保健学科学生を公的資金で2週間の短期留学に送り出しています。また、遠隔授業・招聘授業による単位互換の開始を行なっています。 大学院および人材育成については、文部科学省補助金事業として、多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン、「実践力と研究力を備えた法医学者育成事業」が進められています。

2.国際交流

保健学研究科では国際化を推進しています。フィリピン大学、チェンマイ大学との学生交流や国費外国人留学生(フィリピン、ラオス、インドネシア)の受入を行なっています。

医学研究科・医学科としては、シンガポールの南洋理工大学との臨床実習での交流が始まりました。現在、医科学研究では、米国コロラド大学医学部、ハーバード大学医学部、ベルギーサンリュック病院、シンガポール南洋理工大学、台湾チメイ病院に3年次学生を派遣中です。また、東京理科大学、台北医学大学と共催で昨年3月国際バイオメディカル・インタフェース・シンポジウム台湾新竹市の国立交通大学で行い、今年も3月に台北医学大学で開催いたします。

3.研究について

基盤研究Aを始めとする多数の科学研究費補助金を獲得し、また、概算要求事業として、「亜熱帯島嶼の時空間ゲノミクス」、「沖縄県地域医療拠点形成に向けた先端医学研究センターの設置」が走っています。さらに、「沖縄バイオインフォメーションバンク試料解析保管システム」が補正予算で整備されます。また、沖縄県の先端医療技術実用化促進事業やAMEDの「難治性疾患実用化研究事業」、「臨床研究・治験推進研究事業」、「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業」、武田科学振興財団特定研究助成を活用しつつ整備を推進しています。

また、クロスアポイントメントとして、2名の特命教授を迎えました。さらに、病院の周産母子センターに銘苅桂子教授を採用できたことは大きな出来事でした。来年度もクロスアポイントメントで、古田耕先生を採用予定です。

4.医学部及び同附属病院の移転について

令和2年度概算要求として内閣府から、沖縄健康医療拠点整備経費約88.9億円が措置されました。令和元年12月に、移転に必要な用地面積の1/3にあたる、約5.5haを取得し、令和2年度以降も引き続き取得を進め、合計で約16haの敷地を取得予定です。附属病院棟・研究棟・講義実習棟の主要3棟の実施設計が進んでいます。 この医学部及び同附属病院の移転について、国が目指す国際性と離島の特性を踏まえた沖縄健康医療拠点に相応しいキャンパス整備を目指し、全学を挙げて取り組むため、皆さまのご協力をお願いいたします。

今年は琉球大学でもついに人事給与マネジメント改革が始まります。  事務部の協力のもと、進めて参りたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

昨年も述べましたが、教育、研究、診療環境の整備は、大事であり、ハラスメントの無い教育現場、診療現場を保つことは重要な責務であると考えています。

最後ではございますが、皆様のご多幸と健康を祈念し、また、医学部及び同附属病院の発展を祈願し、年頭の挨拶といたします。

2020(令和2)年1月6日

琉球大学医学部長 石田 肇

新任教授のご紹介~琉球大学医学部附属病院周産母子センター 銘苅 桂子教授~


 はじめまして。
琉球大学医学部附属病院周産母子センター教授を拝命いたしました、銘苅桂子と申します。

沖縄生まれ、沖縄育ち。中学校は米軍基地の解放地にあり、雨の日は、まだ整備されていない泥だらけの道を通いました。平成11年に琉球大学医学部医学科を卒業し、産婦人科医の門を叩きました。その頃は、子供を持つ女性医師が第一線で働くことはかなり困難でしたし、いわゆる、「24時間働ける」医師でなければ、一人前の研修すら受けられなかった時代です。そのような中で乳児を抱えて研修医となったのですから、無謀としか言いようがありません。それがここまでやってこれたのは、絶対的な家族の支えと、指導医のおかげです。

私の担当する生殖医療の現場では、不妊に悩むカップルが、出口の見えないトンネルを抜けようと必死に頑張っています。子宮筋腫や子宮内膜症は、辛い月経痛や貧血の原因であり、腹腔鏡手術という小さな傷で摘出することで、劇的に楽になることがあります。一方で、女性の社会進出は、女性の生殖に関わる分野に歪みをきたし、症状は複雑化しています。正解を見極めるには、一人一人の希望に耳を傾け、最新のエビデンスと最良の技術を駆使したテイラーメイド医療が必要です。そして、そういった女性に寄り添い、治療を継続していくために、女性医師は大きな役割を果たしているのです。

女性活躍の推進は医療の現場でも求められています。しかしながら、大学病院という過酷な現場で、育児をしながら女性医師が仕事を継続するのは本当に大変なことです。家族を想うように患者さんを想い、治療に奮闘する彼女たちが、「過酷」を理由に立ち去ることがないよう、医療現場の働き方改革と、教育の両輪で、共に成長していきたいと思います。同時に、生殖医療・産婦人科内視鏡下手術のさらなるレベル向上と良質で満足度の高い医療を提供、そして、沖縄県内における女性研究者・医師のキャリア教育にも尽力して参ります。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

NHKきんくる~マラリアはこうして撲滅された ~内原早紀子キャスター 曾祖父の手記から~ 12月13日放送分

現在、琉球大学島嶼地域科学研究所が主体となって実施している「島嶼地域のレジリアンスとバイタリティに関する研究(主任研究者宜野座綾乃)」の保健班(分担研究者:小林潤)において、医学研究科:斉藤美加が八重山のマラリア撲滅の歴史をレジリアンスとバイタリティの視点から分析している。戦争マラリアの悲劇を乗り切ったレジリアンスと、それに関わった八重山諸島の人たちのバイタリティが明らかになってきており、NHKの特別番組でも取り上げられた。

NHK沖縄放送局の許可を得て掲載

令和元年度第2回医学研究科「論文博士の外国語試験」について

1.公示資料【PDF】
  2.事務手続き【PDF】

※入学試験の手続きではありませんので、ご注意ください。

薬理学講座の筒井教授がATVB誌のTop Reviewer Awardを受賞

薬理学講座の筒井正人教授は、米国心臓協会 (American Heart Association: AHA)が発刊している国際医学雑誌Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology (ATVB)(インパクトファクター 6.618)の2019 Top Reviewer Awardを受賞しました。
 筒井教授は年間31報のATVB投稿論文を平均1日で査読し、世界のトップ13人の査読者の一人として表彰されました。授賞式は、11月17日、AHA学術集会の開催時に米国フィラデルフィアにおいて行われました。
 ATVB誌Editor-in-Chiefの米国ケンタッキー大学Alan Daugherty教授によると、この賞を賞創設以来8年連続して受賞しているのは世界中で筒井教授だけだそうです。

筒井教授:上段右から2番目

第4回 ⽇本臨床薬理学会九州・沖縄地⽅会で優秀発表賞を受賞しました!

令和元年7⽉6⽇、宮崎市(宮崎観光ホテル)で開かれた第4回 ⽇本臨床薬理学会九州・沖縄地⽅会にて、ホセ・カルロス・タヤグ先⽣(琉球⼤学医学部附属病院・薬剤部・博⼠課程1年)が優秀発表賞を受賞しました。
 演題名は「Determination of higenamine in Kampo medicines using high performance liquid chromatography and liquid chromatography-tandem mass spectrometry.」であり、2020東京オリンピックに向けて注目度が増しているアンチドーピングに関する内容です。この賞は、臨床薬理学の進歩に寄与する優れた研究発表に授与されるものです。

令和元年度医学科4年次Student Doctor認定証授与式

令和元年11⽉14⽇(⽊)臨床講義棟2階⼤講義室でStudent Doctor 認定証授与式が⾏われました。
 Student Doctorについての説明後、⽯⽥医学部⻑、筒井医学科⻑、⼭本教務委員⻑、名嘉地医学教育企画室講師からStudentDoctor認定証の交付が⾏われました。
 4年次112名が Student Doctorとして11⽉18⽇(⽉)から臨床実習を開始します。

第72回⽇本薬理学会⻄南部会にて医学科4年次の学⽣(⽣化学講座)が優秀発表賞を受賞しました!

2019年11月16日(土)に那覇市の沖縄県市町村自治会館にて第72回日本薬理学会西南部会(部会長:山本秀幸教授)を開催いたしました。本会は九州・沖縄、中国・四国地方の一部を含む大学および企業の薬理学研究者を中心に全国から多くのご参加をいただきました。沖縄県での開催は2006年以来の4回目となります。

 一般演題の67演題のうち、34演題が優秀発表賞(Young Investigator’s Award: YIA )の審査対象として、活発な議論が展開されました。審査員による評価によって4演題が優秀発表賞として選出されました。その中で、医学科4年次の間妃向子(あいだ ひなこ)さんが、「視床下部由来の培養神経細胞におけるチロシンキナーゼPyk2の活性化機構」という演題名で優秀発表賞を受賞し、懇親会において表彰されました。

 間さんは3年次の医科学研究において生化学講座にて精力的に研究を行い、今回その成果をポスターにて発表しました。先生方からの鋭い質問にも真摯に元気よく答えており、自身の研究内容の魅力と意義を十分に伝えることができたようです。今回の受賞は間さんだけでなく、共同研究者および生化学講座の関係者も大変喜んでいました。

 

邱 一泓さん(細菌学講座クラウディア先生指導)が審査委員長特別賞受賞

11月16、17日の2日間にわたって「グローバルサイエンスキャンパス(以下GSC)令和元年度全国受講生研究発表会」が、全国選りすぐりの高校生を集めて、東京の日本科学未来館において開かれました。

その中で、細菌学講座トーマ・クラウディア先生の指導で研究を進めて来ました開邦高校2年の邱 一泓(キュウ・イホン)さんが、「沖縄県における土壌からの病原性レプトスピラの分離」というテーマで発表し、審査委員長特別賞を受賞しました。

この賞は、文部科学大臣賞、JST理事長賞に続く第3位の賞です。(1)沖縄県に多い病気を取り上げ、地域性を強調した点、(2)環境問題の一環としての視点、(3)インキュベーション時間を間違えたことを新しい発見につなげた粘り強さ、そして(4)研究を自ら行った事がわかる自信に満ち溢れたプレゼンなどが評価されたものと思います。ご指導いただいたクラウディア先生、そして、その研究を支えてこられた山城哲教授をはじめ、細菌学講座の皆様のおかげとあいさつの中で述べていました。

グローバルサイエンスキャンパスは、JSTの高大接続事業の1つで、科学に強い興味を持ち、研究する意欲を持つ高校生を大学の教員が直接指導する企画です。若者の理科離れに歯止めをかけるとともに、将来の科学研究を支える有為の人材を育成することを目的としたプログラムです。琉球大学は昨年度事業が採択され、今回が全国集会最初のチャレンジになります。邱さんのほか、知念凛さん(開邦高校2年)、長島由奈さん(那覇国際高校2年)が、それぞれ理学部(中川鉄水先生指導)、医学研究科分子解剖学講座(清水千草先生指導)で研究を行い、本研究会で発表しました。知念さんは、優秀賞を受賞しました。

GSCは4年間のプログラムで採択されており、本年度が2年目になります。最初の発表で2名の受賞者を出したということで、幸先良いスタートとなりました。まもなく、二期生の配属が決まります。医学研究科でも数名の高校生が研究を行う予定で、次年度は更なる受賞が期待されます。

前列右から3人目:邱一泓さん

前列右:邱一泓さん、後列右から3人目:長島由奈さん

前列右:邱一泓さん、後列右から3人目:長島由奈さん

Alpha Sigma Lambda scholarship Award受賞


 琉球大学医学部附属病院リハビリテーション部理学療法士 小山 和(こやま なごみ)さんが、2019年5月にAlpha Sigma Lambda scholarship Awardを受賞しました。

小山さんは英語能力を向上させるべく、1年間のBridge Program ののち、2年前からアメリカ軍内にあるメリーランド大学に基地内留学しており、仕事と勉学を両立しながら、これまでGPA4.0をキープし、2年連続Dean’s Listにも掲載されました。(日本での学部長賞受賞を意味します)。
 アメリカの大学には成績優秀者のみが招待される全米規模のSocietyがいくつかあり、小山さんはAlpha Sigma Lambda Honor Society(ASLHS)とThe National Society of Collegiate Scholars(NSCS)の両Societyから会員に認定されました。アメリカではこれは大変名誉なことであり、履歴書には必ず記入するそうです。
 今回のAlpha Sigma Lambda scholarship Award受賞に関しましては、これまでの取得単位数と全成績、リーダーシップ、社会的貢献、教授推薦、明確なPersonal Statement等の考慮のもと、全米で年間13人のみが受賞できる狭き門で、日本人留学生がこの賞を受賞した例は今までないそうです。
 小山さんは「これまで琉大病院の「診療」「教育」「研究」「国際化」という基本方針のもと、院内サービス向上のために微力を尽くしてまいりましたが、はからずもこのように晴れがましい栄誉を得ましたことは、ひとえに、皆様のご指導、励ましの賜物と心から感謝しております。今後とも、琉大病院の発展のため、日々職務に邁進する所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。」とコメントしています。

医療・医学用ヴァーチャルリアリティ(VR)体験会を 行いました!

令和元年10月25日(金)、医学部機器センター学術室にて、医療・医学分野で用いることを念頭に開発されたヴァーチャルリアリティ(VR)の体験会を行いました。
 このVRシステムは、コロラド州立大学(CSU)のVRラボが開発し、主に①医科系の学生が解剖学実習(系統解剖)を行う前の人体構造の詳細な理解(VR人体模型)、②実際の患者のCTやMRI等をVR変換し、様々な医療・医学の分野での臨床応用へ探索、のために使用されています。琉球大学医学部では、放射線診断治療学講座の山城恒雄講師が、日本の大学との橋渡しを受け持ったJSR株式会社(東京)と産学連携の共同研究を行っており、CSU製のVR機器の貸与を受けています。今回、CSUの開発チーム3人を琉球大学に招き、操作法などを直接聞きながら、VRを体験する会を催しました。
 当日は、医学科や保健学科の学生・大学院生に加え、多数の医師、診療放射線技師、臨床工学技士などがVRを体験し(約50名が参加)、臨床使用や教育への応用、将来の展望などに関して熱いディスカッションが交わされました!。

ヘッドセットを装着し、神経解剖のVR模型を体験している様子。ヘッドセットを付けた体験者には、奥のディスプレイに表示されている画像が目の前に3D画像として立体的に表示される。

石田肇 医学部長への表敬訪問。前列右の男性がコロラド州立大学のVRラボのリーダーである、Tod Crapp准教授。

事前の案内用のちらし。

クロスアポイントメント制度による特命教授の採用について

この度、本学と理化学研究所との間でクロスアポイントメント制度に基づく協定書を締結しました。本制度は、研究者等が大学、公的研究機関、企業の中で、二つ以上の機関に雇用されつつ、一定のエフォート管理の下で、それぞれの機関における役割に応じて研究・開発及び教育に従事することを可能にする制度です。
 今回、本制度にて理化学研究所の横田秀夫氏を医学部先端医学研究センター特命教授として採用し、その辞令を10月28日(月)に石田医学部長から交付いたしました。
 横田特命教授は、先端医学研究センターにおいて、新規の皮膚疾患診断技術の開発、教育用手術シミュレーターの開発、バイオバンクデータ抽出システムの開発に関する業務を行うこととなっております。
 なお、本制度による医学部での採用は、平成31年1月に千葉大学予防医学センター 関根章博氏が医学部先端医学研究センター特命教授として採用された以降2例目となり、今後も他機関の研究者等を本制度により採用し、研究・開発及び教育等を推進することとしています。

石田医学部長(左)より辞令を受けた横田特命教授(右)

石田医学部長(左)より辞令を受けた横田特命教授(右)

令和2年度琉球大学大学院医学研究科(修士課程・博士課程)第2次募集のお知らせ

令和2年度琉球大学大学院医学研究科(修士課程・博士課程)第2次募集のお知らせ

令和2年度琉球大学大学院保健学研究科(博士前期課程)第2次募集選抜のお知らせ

令和2年度琉球大学大学院保健学研究科(博士前期課程)第2次募集選抜のお知らせ

琉球列島における全ゲノム配列データを用いたヒト集団史の推定

令和元年10月12〜14日、佐賀市(佐賀大学・本庄キャンパス)で開かれた第73回日本人類学会大会にて、小金渕佳江先生(琉球大学医学部先端医学研究センター・特命助教)が若手会員発表コンクールの若手会員大会発表賞を受賞しました。

演題名は「琉球列島における全ゲノム配列データを用いたヒト集団史の推定」であり、琉球諸島の人々の成り立ちに関する内容です。この賞は、人類学の進歩に寄与する優れた研究発表をおこない、将来の発展を期待しうると認められた研究に授与されるものです

小金渕佳江特命助教と篠田謙一日本人類学会会長

第52回令和元年度大樹生命厚生財団研究助成を獲得しました

腎泌尿器外科 助教 芦刈明日香先生が「IoT デジタルヘルスデバイスを用いた排尿モニタリングシステムと生活習慣病発症予測因子の探索」という研究課題で、第52回令和元年度大樹生命厚生財団研究助成を獲得しました。

大樹生命厚生財団は、生活習慣病をはじめとする主要な医学研究課題について、毎年、国内の大学・病院・医学研究機関の研究者を対象に研究概要の公募を行い、優れた研究活動を対象に助成を行っています。

今回は、試行中の久米島デジタルヘルスプロジェクト(令和元年度までの3年間)の排尿をきっかけに未病、予防のマーカーを探索する研究が高く評価され、研究助成の獲得に至りました。

芦刈先生は今回の獲得に対して、「3年間の久米島デジタルヘルスプロジェクトの排尿研究の結果をもとに、さらに研究を発展させるように頑張りたいと思います」と喜びとともに今後の抱負を述べられています。

 

授与式の集合写真(芦刈先生:一番後列の左端)

【重要:台風17号接近による試験日時のお知らせ】 琉球大学大学院医学研究科入学者選抜試験について

【重要:台風17号接近による延期のお知らせ】琉球大学大学院医学研究科入学者選抜試験について

保健学研究科特別プログラム(OKINAWA GLOBAL HEALTH SCIENCE )募集要項及び出願書類様式

OKINAWA GLOBAL HEALTH SCIENCE PROGRAM

①Okinawa Global Health Science Program

②Welcome to the Graduate School of Health Sciences

③Check list and Application form

Download [ZIP of MS-Word files]

*Contact Us(詳細についての問い合わせ先)*
TEL:098-895-1053
Mail:igznyusen@acs.u-ryukyu.ac.jp

新任教授のご紹介~医学部保健学科 成人・がん看護学分野 照屋 典子教授~

令和元年6月1日付で、保健学科 成人・老年看護学講座の教授を拝命しました照屋典子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

私は、琉球大学医学部保健学科卒業後、琉球大学大学院保健学研究科修士課程へ進学し、大学院修了後は、県立病院、総合病院等で10年間看護師、助産師として勤務いたしました。

平成16年、前任の砂川洋子教授より、母校で看護基礎教育に携わってみないかとのお声かけがご縁で、保健学科 成人・老年看護学講座の助手に着任しました。その後、砂川教授のもと、助教として学部教育や大学院におけるがん看護専門看護師養成、九州がんプロ養成プランによる臨床ナースの継続教育、大学間連携事業における共同教育システムの構築、一般市民への緩和ケアに関する普及啓発等、さまざまな教育、研究、地域貢献活動に関わらせていただき、貴重な経験や学びを得ました。

今の医療現場を取り巻く環境は、急速な少子超高齢化、医療技術の進歩、情報化社会の到来など、私が就職した30年前とは大きく異なり、医療の受け手側である国民のニーズも多様化・複雑化しています。

看護は、あらゆる年代の人々やその家族、地域社会を対象とし、健康の増進、疾病の予防、健康の回復、苦痛の緩和を行い、その人の生涯を通して、最期までその人らしい生が全うできるように援助することを目的としています。どのような健康状態であっても、その人らしい“暮らし”を支えるために、看護職は「医療」と「生活」の視点からマネジメントし、保健・医療・福祉をつなぐ役割も担っています。これまで主流であった“病院で働くナース”から“地域で働くナース”へのパラダイムシフトによって、さまざまな現場で活躍できる看護職の育成が必須であると考えます。とくに、国民の2人に1人が罹患するがんにおいては、治療の複雑化・長期化に伴い、より専門性の高い看護の提供が求められており、島嶼を抱える沖縄県では、がん看護専門看護師のさらなる育成が急務とされています。この先10年、20年後を見据え、 “将来の保健医療分野のリーダーとなる人材育成”及び “質の高いがん看護に寄与し得る専門看護師育成”に取り組んでまいりたいと思います。

また、保健学科では “将来、国際医療の現場で活躍できる人材育成”を掲げております。フィリピン大学やチェンマイ大学等との国際交流協定を締結し、毎年、チェンマイ大学との学生間国際交流も活発に行っております。今後も国際交流や研究活動を通して、グローバルな視点をもつリーダー育成に力を注いでいきたいと思います。微力ではございますが、沖縄の看護、保健医療の質向上及び未来を担う人材育成に貢献できるよう努力する所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。