医学部長 就任の挨拶

4 月1 日付けで医学部長・医学研究科長を拝命いたしました、筒井正人でございます。就任にあたり一言ご挨拶を申し上げます。

1. 医学部・医学研究科・病院の移転計画の推進

現在、医学部・医学研究科と病院は、4年後の2025(令和7)年の宜野湾市西普天間地区への移転に向けて、その準備が進められています。病院は建設工事が始まっており、医学部・医学研究科においては施設のヒアリングが進行中で、設計と施工の受注者が8月に決定する予定です。また、これまで病院と一体でCOVID-19 に対応してきた経験をふまえ、医学部・医学研究科においても、密を避けられる広い講義室や学生・職員食堂を検討していただきたいと思っております。皆様の様々な要望を丁寧にくみ上げて、皆様が納得できる施設ができるように尽力いたします。

 

2. 連携強化による保健学科と医学研究科の発展

保健学科と医学研究科の連携の強化は、両者の教育・研究の活性化に資すると思います。今年度から保健学研究科・保健学科の講義を医学研究科と共同で実施することにしました。医学研究科・医学科の講義を保健学科と共同で実施することも計画しています。各種委員会活動については保健学科で負担が大きい場合は医学研究科が担当します。また、西普天間では保健学科の実験室の確保のため機器センターの有効利用を検討いたします。西普天間では保健学科と医学研究科が同じ研究棟で仕事をすることになり物理的にも連携が深まります。その布石として着実に連携を強化していきたいと思います。

 

3. 医学研究科・保健学科の教育の充実

教育面においては、COVID-19 の収束が見込めない中、遠隔による講義が学生の修学や心身に与える影響が危惧されます。その対策として、4月から対面あるいは対面とWEBのハイブリッドの講義を行います。さらに、指導教員、各種委員会、医学教育企画室の活動を中心として一層の学生支援をいたします。今年の国家試験の成績は、保健学科、医学科ともに良かったです。保健学科は、看護師、保健師、助産師の合格率がいずれも100%でした。医学科も、新卒と既卒をあわせて133名が受験し不合格者は6名だけで(合格率95.5%)、全国80大学中19位で、過去10年間で最も良い成績でした。これらの結果は本学部の教育が優れていることを示唆していると思います。

 

4. 医学研究科・保健学科の研究の活性化

研究においては外部資金の獲得が必要不可欠です。そのために、各省庁、沖縄県、大学本部、企業等に頻繁に出向いて交渉し情報を入手したいと思います。臨床系の社会人大学院生は、仕事が忙しく、研究費も十分ではないため、研究がなかなか進まない状況にあります。その支援のため、4月から実験実習機器センターにおいてダイレクトシークエンスやゲノム解析などの研究支援を開始します。今後、研究支援体制をさらに拡充・強化していきます。2016(平成28)年に設立された先端医学研究センターは、令和4年度から始まる第4期中期目標・中期計画期間も引き続き発展するように、そして、全学的・恒久的な組織になるように取り組んでまいります。

 

5. 病院と一体となった医学部・医学研究科の発展

病院は1年前に医学部から独立した組織になりました。それを受けて医学部長の役割は変化し、病院と協調して医学部の管理運営を担うことになりました。そのため、 医学科長の皮膚科学講座 高橋健造教授および副医学部長の消化器・腫瘍外科学講座 高槻光寿教授には、臨床系講座の教授として病院との連携にも力を発揮していただきます。病院との協調性を大切にして医学部・医学研究科・病院が一体となって発展するように尽力して参ります。

 

最後に、『将来に希望を持てる、魅力ある医学部・医学研究科・病院』になるよう誠心誠意努力することをお約束し、私のご挨拶とさせていただきます。

2021年4月1日

琉球大学医学部長・大学院医学研究科長
筒井 正人

【研究成果】グッピーは繁殖戦術によって配偶者認識の正確さを変える

琉球大学医学研究科の藤本真悟特命研究員、戦略的研究プロジェクトセンターの鶴井香織特命助教、農学部の辻瑞樹教授らの研究チームによる成果が国際的な学術雑誌「Ecology and Evolution」誌に掲載されます。

詳細はこちら【本学公式ホームページ】

<発表のポイント>
 ◆成果:「雄間の配偶者を巡る競争が同種雌/異種雌を見分ける能力の正確さを様々に進化させる」という予測を行動実験で実証しました。

◆新規性(何が新しいのか):グッピーの雄は、求愛と強制交尾という2種類の繁殖行動を使い分けますが、繁殖行動にかかるコスト(エネルギー・命の危険等)が大きいほど、正確に同種雌/異種雌を区別することを明らかにしました。

◆社会的意義/将来の展望:動物が何故、どのように種を識別するのかを理解することに役立ちます。また「異種への配偶行動」は種が絶滅する原因の1つとも言われており、本研究の成果は生物多様性保全にも貢献します。

 

<論⽂情報>
タイトル︓Alternative reproductive tactics in male freshwater fish influence the accuracy of species recognition
(和訳)グッピーのオスでは代替繁殖戦術によって種認識の正確さが異なる
雑誌名:Ecology and Evolution
著者名︓藤本真悟 1,4 * 鶴井香織1 * 勝部尚隆2 立田晴記2,3 辻和希(瑞樹)2, 3
 * Corresponding author
 1 琉球大学戦略的研究プロジェクトセンター
 2 琉球大学農学部/琉球大学大学院農学研究科
 3 鹿児島大学連合大学院連合農学研究科
 4 琉球大学医学研究科人体解剖学講座(現職)
DOI︓10.1002/ece3.7267
アブストラクトURL:10.1002/ece3.7267

新入生オリエンテーション、保護者と教員との懇談会日程について

新入生オリエンテーション、保護者と教員との懇談会日程について変更がありましたので、お知らせします 。
琉球大学公式HP「令和3年度新入生の皆さんへ」にも最新情報を掲載していますので、ご確認ください。

保健学科 国際地域保健学分野の野中大輔准教授が第3回竹内勤記念国際賞を受賞

2021年3月15日、野中大輔准教授(保健学科国際地域保健学)は、公益財団法人大山健康財団による第3回竹内勤記念国際賞を受賞しました。

詳細はこちら【公益財団法人大山健康財団ホームページ】

この賞は、橋本イニシアチブの学術顧問として我が国の国際寄生虫対策を先導された故竹内勤教授(慶應義塾大学医学部元教授、長崎大学熱帯医学研究所元所長)の偉業を引継ぎ発展することが期待される研究者等に授与される賞です。野中大輔准教授は、橋本イニシアチブの下で進められた寄生虫対策プロジェクトに、青年海外協力隊やJICA短期専門家として参加しました。加えて、マラリアに関する予防・受療行動、健康教育等の研究を行ってきました。

研究論文は、世界保健機関の文書に引用され、東南アジアにおけるマラリア対策政策の策定に貢献しました。野中大輔准教授は現在、保健学研究科の沖縄グローバルヘルスサイエンスコースを通して、アジア・アフリカからの留学生に対する研究指導も行っています。これらの業績によって、賞が授与されました。

 

授賞式の様子

<中央:野中 大輔准教授>

【研究成果】糖尿病網膜症発症に関わるゲノム領域を同定 ~新たな予防法・治療薬開発の足がかりに~

琉球⼤学⼤学院医学研究科先進ゲノム検査医学講座の前⽥⼠郎教授、今村美菜⼦准教授、理化学研究所(理研)⽣命医科学研究センター糖尿病・代謝ゲノム疾患研究チームの堀越桃⼦チームリーダー、東京⼤学医学部附属病院の⼭内敏正教授、東京⼤学の⾨脇孝名誉教授(⻁の⾨病院院⻑)らの共同研究グループは、⽇本⼈の2型糖尿病患者を対象としたゲノムワイド関連解析(GWAS)を⾏い、「糖尿病網膜症」の発症に関わる⼆つの疾患感受性ゲノム領域を新たに同定しました。
 本研究成果は、糖尿病網膜症の新しい予防法や治療薬の開発につながると期待できます。

詳細はこちら【本学公式ホームページ】

<概要>
 糖尿病の合併症の⼀つである糖尿病網膜症の発症には遺伝要因が関与していることが知られていますが、どのような遺伝因⼦が関与するかはよく分かっていませんでした。
 今回、共同研究グループは、⽇本⼈2型糖尿病患者1万1097⼈のゲノムを⽤いて⼀塩基多型 (SNP)を網羅的に解析し、別の⽇本⼈2型糖尿病患者2,983⼈のゲノムを⽤いた検証解析を経て、糖尿病網膜症の疾患感受性に関連する⼆つのゲノム領域(STT3B、PALM2)を同定しました。この解析は、糖尿病網膜症のGWASとしては世界最⼤規模となります。また、SNPと疾患との関連を遺伝⼦単位で解析した結果、EHD3遺伝⼦と糖尿病網膜症との関連も明らかになりました。
 本研究は、科学雑誌『Human Molecular Genetics』オンライン版(2⽉19⽇付)に掲載されました。

<論⽂情報>
タイトル︓Genome-Wide Association Studies Identify Two Novel Loci Conferring Susceptibility to Diabetic Retinopathy in Japanese Patients with Type 2 Diabetes
著者名︓Minako Imamura, Atsushi Takahashi, Masatoshi Matsunami, Momoko Horikoshi, Minoru Iwata, Shin-ichi Araki, Masao Toyoda, Gayatri Susarla, Jeeyun Ahn, Kyu Hyung Park, Jinwha Kong, Sanghoon Moon, Lucia Sobrin on behalf of the international Diabetic Retinopathy and Genetics CONsortium (iDRAGON), Toshimasa Yamauchi, Kazuyuki Tobe, Hiroshi Maegawa, Takashi Kadowaki, Shiro Maeda
雑誌︓Human Molecular Genetics
DOI︓10.1093/hmg/ddab044

【研究成果】歯根の形態にEDAR遺伝子のアジア人特有タイプが関わることを明らかに ~歯根の形態形成の分子メカニズムを解明する鍵に~

琉球大学病院の片岡恵一助教、琉球大学大学院医学研究科の木村亮介准教授、石田肇教授、自然科学研究機構の藤田浩徳助教らの研究グループによる研究成果が、オープンアクセスの学際的電子ジャーナル「Scientific Reports」誌に掲載されます。

詳細はこちら【本学公式ホームページ】

<概要>
本研究では、1)コンピューター断層撮影(CT)画像を分析することにより、ヒトEDAR 370V/A多型と歯根形態との関連を明らかにしました。さらに、2)反応拡散モデルを仮定したコンピューターシミュレーションを実施することにより、EDAR多型が歯根形態を変化させるメカニズムを推定しました。
本研究は歯根形成の分子メカニズムについて理解を深めることに貢献します。

<論文情報>
論文タイトル:The human EDAR 370V/A polymorphism affects tooth root morphology potentially through the modification of a reaction-diffusion system
(和訳:ヒトEDAR 370V/A多型は反応-拡散系を調節することで歯根の形態に影響する)
雑誌名:Scientific Reports
著者名:Keiichi Kataoka, Hironori Fujita, Mutsumi Isa, Shimpei Gotoh, Akira Arasaki, Hajime Ishida, Ryosuke Kimura
DOI番号: 10.1038/s41598-021-84653-4
アブストラクトURL:
https://www.nature.com/articles/s41598-021-84653-4

 

沖縄県医科学研究財団から、医学部東恩納助教が研究奨励賞を受賞、上條助教が研究助成を贈呈されました

令和3年2月15日(月)沖縄県医科学研究財団の表彰式及び授与式が開催されました。

本学から、医学部保健学科の東恩納美樹助教が研究奨励賞を受賞、医学研究科の上條中庸助教が研究助成を贈呈されました。

なお、本学医学研究科皮膚科学講座博士課程4年大嶺卓也さんも研究助成に選ばれました。

東恩納美樹助教(下段中央左)、上條中庸助教(下段左)、大嶺卓也さん(下段右)

 

〇保健学科 東恩納美樹助教
研究奨励賞は、沖縄県に関連の深い研究や、貢献を行っており、特定分野の研究で学会に知られ、且つその将来の発展が予見される第一線の研究者に贈られる賞で、東恩納美樹助教の患者の安全という視点で看護実践と患者アウトカムの関連を科学的に検証し、看護の成果を可視化する研究と国際学術誌への論文投稿、国際学会発表の取組が評価されました。
授賞式では、東恩納 美樹助教が受賞記念講演を行いました。

 

東恩納美樹助教 受賞記念講演の様子

【東恩納美樹助教のコメント】
沖縄県医科学研究財団の研究奨励賞という栄誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。これまでの研究にご協力・ご支援いただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。この度の受賞は、新型コロナウイルス感染症という世界的危機の中で、人びとの健康に関わる看護の専門的役割の重要性が認識され、看護学のさらなる発展への期待が込められたものであると思います。看護実践の科学的な検証を継続し、よりよい医療・看護ケアを提供するための看護学の発展に貢献できるよう、努力して参ります。

 

〇医学研究科 上條中庸助教
沖縄特有の疾患や県民が頻繁にさらされる疾病を中心とした卒後10年程度の若手研究者の研究課題に対する助成を行うもので、今回、研究課題「母子隔離ストレスによる脳内可塑性変化と下部尿路機能障害発症機序の解明」に助成が決定しました。

【上條中庸助教のコメント】
日頃の何気ないストレスがきっかけで子どもの夜尿症やおもらしなどの問題がでてくると思います。その際に脳内でどの様な変化が起こっているか分かっておりません。本助成でストレスが夜尿症やおもらしにどう影響しているかの一端を明らかにしたいと思います。

 

〇医学研究科 皮膚科学講座博士課程4年 大嶺卓也さん
今回、研究課題「沖縄県に多発する化膿性汗腺炎に生じる線維化や疼痛の理解と治療標的の網羅的探索」に助成が決定しました。

【大嶺卓也さんのコメント】
このたびは研究助成をいただき大変光栄に思います。化膿性汗腺炎は沖縄に多い皮膚の病気ですが、詳しい病態はまだ明らかになっていません。沖縄から世界に発信できるような研究成果を出せるよう励んでまいります。

 

【関連リンク】琉球大学研究者データベース
保健学科 東恩納美樹助教
医学研究科 上條中庸助教

令和元年度 医学研究科 研究・教育業績評価 優秀者表彰式を開催しました

令和3年2月25日(木)

医学研究科教授会の決定に基づき実施された、客観的で透明性のある研究・教育業績評価において特に評価の高い教員の表彰式を、医学研究科長室にて行いました。
 受賞者へは、石田医学研究科長から、アクリル製の楯と研究費目録(20万円)が授与されました。

受賞者一覧

所 属 職 位 氏 名
臨床薬理学講座 教授 植田 真一郎
内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座 教授 益崎 裕章
内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座 准教授 森島 聡子
血液浄化療法部 准教授 古波蔵 健太郎
皮膚科 講師 山口 さやか
耳鼻咽喉科 講師 平川 仁
内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座 助教 岡本 士毅
先進ゲノム検査医学講座 助教 松波 雅俊
感染症・呼吸器・消化器内科学講座 助教 金城 武士
再生医学講座 助教 潮平 知佳
耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座 助教 山下 懐

授賞式の様子

授賞者の顔ぶれ

左から、古波蔵准教授、益崎教授、石田研究科長、植田教授、森島准教授、岡本助教

左から、金城助教、潮平助教、松波助教、石田研究科長、山下助教、山口講師、平川講師

令和4年度医学部医学科第2年次特別編入学(学士入学)募集要項

令和4年度医学部医学科第2年次特別編入学(学士入学)募集要項

琉球大学大学院保健学研究科と沖縄県立看護大学大学院保健看護学研究科 単位互換に関する協定を締結

琉球大学大学院保健学研究科と沖縄県立看護大学保健看護学研究科は、大学院間の相互の交流を促進し、教育の充実・向上を図ることを目的として、学生がそれぞれの相手大学大学院の授業科目を履修し、単位を修得できる単位互換に関する協定を締結し、令和3年度から実施します。

令和2年12月22日(火)に県立看護大学において単位互換協定締結式が行われました。両大学大学院間の単位互換協定締結は、はじめてとなります。

左 小林 潤 琉球大学大学院保健学研究科長
右 嘉手苅 英子 沖縄県立看護大学学長兼大学院保健看護学研究科長

向って左から照屋教授(琉大)小林研究科長(琉大)
嘉手苅学長(看大)大湾教授(看大)神里教授(看大)

 

琉球大学と沖縄県立看護大学は、いずれも高等教育機関の設置を望む、沖縄県民の強い思いを背景に設立されました。それぞれには総合大学と看護大学という特徴があり、それによる強みをもっています。今回の単位互換に関する協定はそれぞれの強みを活かすことになり、両研究科に発展をもたらせると考えます。
 保健学と看護学はいずれも 人々の健康を目指している学問分野であります。人間を社会の中で生活している身体的・精神的・社会的に統合された存在として捉え、健康を連続する状態として捉える見方は保健学と看護学に共通しています。このように学問的にも多くの共通性を持っている研究科同士が、今後、単位互換に留まらない様々な協力関係を築いていくことを期待しています。そして、この協定をきっかけに、両大学がさらに緊密な関係へと発展していくことを願っています。

(嘉手苅 英子 沖縄県立看護大学学長兼大学院保健看護学研究科長 挨拶抜粋)

 

保健学と看護学の研究において臨床や公衆衛生の現場において作り出された思いある研究は、大変価値のあるものです。さらに、その思いとともにしっかりした研究方法があれば、世の中を動かすファクトを示せることになります。沖縄県立看護大学は、ひとのために尽くすという看護の誇り高い精神を受け継いで教育に反映させている、伝統のある教育機関であり研究機関であります。これは当たり前のようですが当たり前でなく、沖縄に育ってきた素晴らしい社会規範の一つとして根付いてきた貴重なものです。戦後早くから一般住民や医師が「看護」を尊敬してあたり、看護師は誇りをもって業務に遂行してきたことは、沖縄の保健医療の改善が、経済成長の前になしとげられた一つの大きな要因と私は考えています。
 琉球大学保健学研究科の教官と学生は、この大切な精神を沖縄県立看護大学から学生・教官ともに大いに学ばせていただければと思います。この看護の精神と琉球大学保健学研究科が培ってきた保健学研究の経験を融合させて、両大学院の教育の質の向上をはかることは切なる願いです。この協定をもとに交流が進めば沖縄の保健医療を牽引するための人材育成が加速していくと確信しています。

(小林 潤 琉球大学大学院保健学研究科長兼医学部保健学科長 挨拶抜粋)

【研究成果】ゲノム解析によって明らかになった宮古諸島の人々の由来

琉球大学大学院医学研究科の松波雅俊助教、今村美菜子准教授、木村亮介准教授、石田肇教授、前田士郎教授、同大学医学部先端医学研究センターの小金渕佳江特命助教(現・東京大学)の研究チームによる研究成果が、進化生物学の学術雑誌「Molecular Biology and Evolution」誌に掲載されました。

詳細はこちら【本学公式ホームページ】

また、1月21日(木)に本学にて研究成果について記者発表を行いました。

【記者発表出席者】
 先進ゲノム検査医学講座  前田 士郎 教授
              松波 雅俊 助教
 医学研究科長・医学部長  石田 肇  教授
 人体解剖学講座      木村 亮介 准教授

<記者発表の様子>

左から 前田 士郎 教授、松波 雅俊 助教 
石田 肇 医学研究科長・医学部長、木村 亮介 准教授

説明を行う、前田 士郎教授

説明を行う、松波 雅俊助教

医学研究科「論文博士の外国語試験」について

1.公示資料【PDF】
 2.事務手続き【PDF】

※入学試験の手続きではありませんので、ご注意ください。

2021年 医学部長年頭の挨拶

皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

昨年はCOVID-19の感染拡大を受けて、教育、研究及び診療への対応に追われたかと思います。その中でも、たくさんの成果が上がりました。その成果と今年の抱負を述べて、皆様に新年の挨拶を申し上げたいと思います。

1.教育面について

活動制限を受けて、オンデマンド型のWebClassを活用した遠隔授業か、ZoomやMicrosoft Teamsを用いた双方向型のいずれかの遠隔授業を実施しました。そのため、オンライン授業等の実施にあたり、学生への連絡、出欠の方法、システムの操作など運用マニュアルを整え、令和2年4月7日に科目担当教員向けの説明会を実施しております。遠隔授業に対応するため、貸出用のWifiルータ等も用意し通信環境が整っていない学生に限り、講義室等を開放して対応しました。

臨床実習が休止された期間の一部は動画コンテンツにより、症例検討を中心としたオンライン実習を実施しました(令和2年5月11日~5月22日)。その後は、病院関係者のご尽力により、臨床実習を続けることができています。医学科は、臨床実習後OSCEが令和2年度から正式実施となりましたが、これも無事終了しました。解剖学実習は、保健学科との合同実習ができなくなりましたが、令和2年12月21日に無事終了しました。

遠隔授業の事例ですが、組織学実習は、概要説明をリモートで行い、実習時間の短縮化を図りました。さらに前半・後半の2グループに分けて定員の50%以下での対面実習を継続し、一方、バーチャルスライド活用を促進しています。試験は、一部の科目については、Web上での試験を実施しました。出題の順序をランダムにする、1問あたりの回答時間を制限する、WEBカメラをオンにして受験させる、出題問題を約400問プールして、その中から25問をランダムに出題など、極力公平性を担保しています。来年度はハイブリッド授業が可能か?検討課題です。

令和3年度入学者選抜においても、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う追試験の実施をはじめ感染防止対策を徹底した入試の実施を行うため、ご協力をお願いしたいと思います。

2.国際交流

国際交流はほぼ止まってしまいました。それでも、保健学研究科では国際化を推進しています。フィリピン大学、チェンマイ大学との学生交流や国費外国人留学生(フィリピン、ラオス、インドネシア)の受入を行なっています。

医学研究科・医学科としては、昨年度は、医科学研究では、昨年度、米国コロラド大学医学部、ハーバード大学医学部、ベルギーサンリュック病院、シンガポール南洋理工大学、台湾チメイ病院に3年次学生を派遣し、令和2年2月末に無事帰国しています。今年度は、海外派遣は中止になりました。台湾との国際交流も中止になっています。

3.研究について

基盤研究Aを始めとする多数の科学研究費補助金を獲得し、また、概算要求事業として、「亜熱帯島嶼の時空間ゲノミクス」、「沖縄県地域医療拠点形成に向けた先端医学研究センターの設置」が走っています。さらに、「沖縄バイオインフォメーションバンク試料解析保管システム」が補正予算で整備されます。また、沖縄県の先端医療実用化推進事業やAMEDの「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療薬開発)」、「中央IRB促進事業」、「女性の健康の包括的支援実用化研究事業-Wise」および武田科学振興財団特定研究助成を活用しつつ整備を推進しています。

これらをもとに、多数の論文が出版され、プレスリリースを行ってもらいました。どんどん、アウトリーチも進めていければと思います。

また、クロスアポイントメントとして、2名の特命教授を迎えました。合計4名になりました。先進医療創成科学講座を設置し、令和3年2月1日に教授をお迎えします。また、上原キャンパス事務部に企画・研究推進室を設置し、事務からのバップアップ体制を作りました。

4.医学部及び病院の移転について

令和2年度第3次補正として、54.8億円、令和3年度概算要求として、沖縄健康医療拠点整備経費が措置され、合計約139億円となりました。令和2年度には土地取得を進めていて、合計で約16haの敷地を取得予定です。病院棟は建設が始まり、研究棟・講義実習棟の実施設計を進めます。 この医学部及び病院の移転について、国が目指す国際性と離島の特性を踏まえた沖縄健康医療拠点に相応しいキャンパス整備を目指し、全学を挙げて取り組むため、皆さまのご協力をお願いいたします。

毎年述べていますが、教育、研究、診療環境の整備は、大事であり、ハラスメントの無い教育現場、診療現場を保つことは重要な責務であると考えています。特に医学部・病院、つまり上原キャンパス(上原事業場)は、大学全体の約3分の2の教職員が働く大所帯ですので、働き方改革も行っていく必要があります。

私の任期は今年3月に終了しますので、令和3年度以降の取組は病院長と次期医学部長に引き継ぎます。

最後に、皆様のご多幸と健康を祈念し、また、医学部及び病院の発展を祈願し、年頭の挨拶といたします。

2021(令和3)年1月4日

琉球大学医学部長 石田 肇

⽣化学講座の⼤学院⽣が第73回⽇本薬理学会⻄南部会にて優秀発表賞を受賞

琉球大学大学院博士課程(生化学講座所属)の澳津志帆さんが、2020年11月21日(土)にオンラインで開催された第73回日本薬理学会西南部会にて優秀発表賞(Young Investigator’s Award: YIA )を受賞しました。

澳津さんは、「GnRH受容体刺激後のシグナル伝達におけるPyk2の機能」という演題名でポスター発表し、バーチャルポスター会場での自身の発表に対する質問に丁寧に回答していました。同日夕方に開催されたRemoによるオンライン懇親会においてYIA受賞者が発表され、表彰されました。

令和3年度琉球大学医学部医学科第2年次特別編入学(学士入学) 第2次選抜受験における注意事項について

令和3年度琉球大学大学院保健学研究科入学者選抜(2次募集)について

薬理学講座の筒井教授が9年連続 ATVB誌のTop Reviewer Awardを受賞

薬理学講座の筒井正人教授は、米国心臓協会 (American Heart Association: AHA)が発刊している国際医学雑誌Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology (ATVB) (Impact Factor 6.604)のTop Reviewer Awardを受賞しました。

筒井教授は年間37報のATVB投稿論文を平均1日で査読しました。
 ATVB誌のEditorial Board memberは世界に180人いますが、その中で世界のトップ10人のReviewerの一人として表彰されました。筒井教授は今年で9年連続、同賞受賞しており、これまでに336報のATVB投稿論文を査読しています。

ウイルス学講座の斉藤美加助教が第3回日本熱帯医学会女性賞を受賞

琉球大学大学院医学研究科 ウイルス学講座の斉藤美加助教が、第3回日本熱帯医学会女性賞を受賞し、11月2日に遠隔で開催されるグローバルヘルス合同学会2020大阪(第61回日本熱帯医学会大会、第35回国際保健医療学会学術大会、第24回日本渡航医学会学術集会、第5回国際臨床医学会学術集会)にて受賞式および受賞講演を行いました。

今回、沖縄の蚊媒介性感染症の疫学と対策に関する業績が評価され、同賞の受賞が決定しました。

同賞は、一般社団法人日本熱帯医学会が、熱帯医学の分野において顕著な成果を挙げ、その貢献が著しいと認められる女性に対して授与するものです。

令和3年度琉球大学医学部医学科第2年次特別編入学(学士入学) 入学者選抜試験受験における注意事項について

令和3年度琉球大学大学院医学研究科(修士課程・博士課程)第2次募集のお知らせ

令和3年度琉球大学大学院医学研究科(修士課程・博士課程)第2次募集のお知らせ