精神看護学分野

  • 講座一覧
  • 医学部TOP
精神看護学分野

講座紹介:

“明るく・楽しく・にぎやかに”をモットーとした、みんな仲良しな研究室です♪ 現在、卒研生は9名、研究生1名、院生6名、社会人の先輩方もいるので、臨床現場の話も聞けます (^▽^∩)ヤッター★彡。 バレーやバドミントンなどスポーツ大会も先生の気まぐれで開催されます (/o^)/ ゚⊥\(^o\) スポーツ・カラオケ・飲み会の大好きな『精神看護学教室』! もちろん勉強会も充実しています♪ 【ここがウリ!!!】看護的な視点も持ちつつ、科学的なアプローチを取り入れた研究が可能!人との関わりの中で研究を進めるので将来現場に出た時にきっと役に立つ!統計を使う技術が身に付く!(卒研生による、一部加筆修正)

スタッフ紹介:

  • 教授:與古田孝夫略歴:

    琉球大学医学部保健学科助手(昭和63年10月)、文部省内地研究員(千葉大学、平成7年5月)、琉球大学医学部保健学科講師(平成9年4月)、琉球大学医学部保健学科助教授(平成11年6月)、琉球大学医学部保健学科教授(平成15年4月~「現在に至る」).資格:看護士免許 (看護士籍第5654号)、保健士免許 (保健士籍第6号)、修士 (保健学) (琉球大学保修論第11号)、博士 (医学) (琉球大学医論第80号)

  • 助教: 髙原美鈴略歴:

    沖縄県立看護大学卒業(H16.3)、北里大学東病院(H16.4~H20.3)、沖縄県立看護大学助手(H20.6~H25.3)、那覇市保健所(H25.4~H26.3)、琉球大学医学部保健学科助教(H26.4~「現在に至る」).資格:看護師免許、保健師免許

  • 事務職員: 赤嶺千秋

研究概要:

1. 沖縄県島嶼地域における地域力と介護に関する調査研究:島嶼県沖縄では、小離島でありながら島独自の慣習や伝統文化を維持伝承しつつ、高齢者の“生”を島で全うさせ得るような介護体制を構築した自治体がみられる。その基盤をなす重要な要因として、地域の基層にある“シマ”意識、住民の高齢者支援や親族ネットワーク機能等の “シマ”特有の伝統型地域力がきわめて有機的に紐帯していることが明らかにされている。その一方で、高齢者の入所施設や在宅サービスが未整備な島ほど親族支援も乏しい実情も指摘されており、親族ネットワーク機能が乏しくサービスが少ない地域に対する高齢者支援の地域づくりや施策化が課題としてあげられる。そこで、本研究は島嶼地域における地域力と介護に関連する調査研究により、地域社会の扶養能力獲得の向上、高齢者介護を包含した地域密着型保健医療サービスの充実に向けた、地域包括ケア体制構築の取組みに資することを目的とする。 2. 地域高齢者のスピリチュアリティが身体及び心理社会的要因に及ぼす影響についての検討:地域高齢者のスピリチュアリティと高齢者の日常生活や性格,心身の状況,社会活動性や性役割,地域支援ネットワークなど生活の質(Quality of life)に及ぼす影響について検討し,身体・心理・社会・霊的側面を包含したモデル構築を行うことを目的とする。 3. 統合失調症患者家族のPTSD(Posttraumatic Stress Disorder)と負担,ストレス:統合失調症者の精神症状悪化時の幻覚や妄想状態にともなう急性期の症状が,家族の心的外傷後ストレス障害(post-traumatic stress disorder:以下PTSD)の発症に関与し,家族の受け入れ意識にも影響することが報告されている。 本研究は,統合失調症患者を抱える家族を対象に,患者の急性期状態にともなう精神症状が家族のPTSD傾向に及ぼす状況を明らかにし,介護上の主観的困難・負担感あるいは心理的ストレス反応への影響について検討することを目的とする。 4. 統合失調症患者を抱える家族のPTSDと認知行動療法的介入効果の検証:統合失調症患者を抱える家族を対象に、急性期の精神症状にともなうPTSD傾向に焦点をあて、認知行動療法的介入を行う。具体的には、フォーカスグループインタビューによるカウンセリング的手法によりPTSDを惹起した当時の精神症状や患者家族の介護上の悩みや苦悩を抽出し、アサーティブコミュニケーショントレーニング(Assertive Communication Training:ACT)プログラムを活用した認知行動療法的看護介入を行う。本介入による、患者の疾患や症状、対処行動に対する家族の認知の歪みの矯正を通じて、主観的介護困難・負担感の軽減およびストレス脆弱性に対する耐性能力の向上を図り、患者および家族の療養・生活環境の改善や再入院・社会的入院の防止に資することを目的とする。

お問合せ先:
TEL:(098)895-3331(内線2620)
FAX:(098)895-1432
eMailtakahara@med.u-ryukyu.ac.jp