老年看護学分野

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老年看護学分野

講座紹介:

 老年看護に関する教育はこれまで成人看護学の中で教授されてきましたが、カリキュラム改正に伴い平成16年に老年看護学分野としてスタートしました。学科の中では比較的新しい分野です。平成21年から東恩納美樹助教を迎え老年看護学教育・研究の充実が図られて来ています。平成27年3月に初めて博士前期課程2名が修了し、現在、博士後期課程2名、学部4年次2名、3年次3名の学生が在籍し、それぞれの研究テーマに励んでいます。「よく遊び、よく学べ」を学生へのメッセージとしたい。

スタッフ紹介:

  • 教授:國吉 緑略歴:

     琉球大学保健学部を卒業し、看護師として附属病院の主に内科系病棟で勤務した後、大学院保健学研究科成人保健学で修士を取得しました。それから、本学の助手に採用され現在に至っています。その間、内地研究員として10か月ほど千葉大学看護学部で学んだことが県外で生活した初の経験です。グローバル化においてローカルを小声に主張しつつ、まだまだ本学科の看護の歴史を語れるほどではありませんが、古老の一人になれるよう日々奮闘しているところです。

  • 助教: 東恩納 美樹略歴:

     琉球大学医学部保健学科卒業後、急性期病院の整形外科・眼科・小児科にて看護師として勤務しました。その後、米国Registered Nurse免許を取得し、ミネソタ州立大学成人専門看護師(CNS)課程で学ぶと同時に急性期リハビリテーション病棟でスタッフナースとして勤務しました。看護学修士を取得後帰国し、2009年12月より当分野の助教です。

研究概要:

第三の人生である老年期はライフサイクルの最終段階でもあり当事者としての高齢者がその人らしく人生を全うすることができるような支援を研究課題としています。その一環として地域を基盤とした高齢者介護、高齢者虐待に関する研究に取り組んでいます。(國吉)

 

急性期病院・大学病院の入院患者の転倒・転落リスクを簡易的にアセスメントするツールの開発に取り組んでいます。また、看護学コースの学部学生を対象とした高齢期看護実践学では、シナリオシミュレーションを用いた授業を導入しており、今後はこの学習方法に関する研究をスタートしたいと考えています。(東恩納)

お問合せ先:
TEL:098-895-1265
FAX:098-895-1432(共用)
eMailkmidori@med.u-ryukyu.ac. jp