医学研究科形成外科学講座 清水雄介教授 手術器具「コウプライト」を考案

本学医学研究科形成外科学講座 清水雄介教授が、手術の際に創部を広げる「筋鈎(きんこう)」と呼ばれる器具を改良し、「コウプライト」を考案しました。

コウプライトは、従来使用していた筋鈎の先端がLEDで光る仕組みになっており、深い術野の奥まで十分に照らすことができるように設計されています。電池での使用が可能なため、電源の確保が困難な場所でも利用することができ、災害時やインフラが整っていない地域でも活用できるようになっています。

現在は国内150病院以上に導入されており、海外にも輸出が始まっています。清水教授は、「コウプライトが、インフラの整っていない発展途上国に普及し、手術がし易くなることで、一人でも多くの患者さんの助けになることを希望している。」と述べています。

筋鈎の先端が光る仕組みになっている「コウプライト」