高倉実名誉教授、喜屋武享准教授らの論文が日本学校保健学会「学会賞」を受賞

高倉実名誉教授を筆頭とする論文で、保健学科臨床心理・学校保健学分野の喜屋武享准教授が共著者の論文が日本学校保健学会「学会賞」を受賞しました。

日本学校保健学会賞は,学校保健領域における学問水準の向上を図ることを目的として,学校保健研究として示唆に富む優れた論文の著者に対して授与されるもので,前年度の学会誌に掲載された論文から1編のみ選出される名誉ある賞です。

学会賞選考委員会は以下のように推薦理由をあげています。
「本研究は、20年間の長きにわたる大規模調査により、一つ地域のデータを地道に蓄積し、青少年の危険行動の変遷の特徴を示したものである。疫学的な価値が高く、学校保健はもちろん、公衆衛生全般への貢献が大きいと評価される研究である。選考委員による評価では、研究の独創性、論理性、継続性、今後の発展性、学校保健分野への貢献度において、多くの委員から高い評価が得られた。この結果、本委員会は、当論文が学会賞にふさわしいと判断した。」

2024年11月15日~16日に岡山県で開催された日本学校保健学会第70回学術大会において,表彰式および受賞講演が行われました。
当該論文は,学会誌「学校保健研究」に掲載された原著論文で,書誌情報は次の通りです。

著者名:高倉実(琉球大学名誉教授),宮城政也(教育学部教授),喜屋武享(保健学科臨床心理・学校保健学分野准教授)
論文タイトル:Changes in the prevalence of health-risk behaviors among Japanese adolescents before and during the COVID-19 pandemic: 2002-2021
学術誌名:School Health 2023;19:14-25.DOI: 10.20812/jash.SH_125