第12回(2019年)国立大学保健医療学系代表者協議会看護分科会・第14回(2019年)国立大学保健医療学系代表者協議会を開催しました

第12回(2019年)国立大学保健医療学系代表者協議会看護分科会総会が6月2日(日)に、また第14回(2019年)国立大学保健医療学系代表者協議会が6月3日(月)に琉球大学を幹事長校として沖縄県市町村自治会館で開催しました。

看護分科会総会では、文部科学省高等教育局医学教育課看護教育専門官の杉田由加里先生から「看護教育の動向と今後の課題」と題してご講演を賜り、今後の指定学校規則の改正など各大学の課題となり得る事項について非常に貴重な情報をご提供いただきました。

また、看護基礎教育検討委員会、大学院教育検討委員会、組織検討委員会の3つの委員会についてこの1年間の活動報告や、山形大学の看護教育におけるOSCEの事例発表などがなされ、大変有意義なものとなりました。

最後に、文部科学省高等教育局医学教育課大学病院支援室専門官の髙橋洋子先生から「保健医療系学科と病院看護部の連携」と題してご講演を賜り、幹事長校琉球大学の看護部長を交えた活発な意見交換及び看護部との人事交流を行っている大学からの事例紹介があり、こちらについても各大学の今後の在り方を模索する良い機会となりました。

  翌日開催された代表者協議会では、文部科学省高等教育局医学教育課課長補佐の中湖博則氏から、「保健医療学関係教育の動向について」と題してご講演を賜り、多角的な視点から保健医療学の目指すべきところについて示唆をいただき、参加者は熱心に聞き入りました。

また、各大学からの提案議題として、合理的配慮を要する学生の対応、語学をはじめとするグローバル化教育への対応、電子ジャーナルの価格高騰などが挙げられ、保健医療学の分野のみならず、大学として必要となる取り組みについて活発な議論が展開されました。

なお、今後の外国人留学生の国家試験受験への対応として、幹事校の秋田大学から看護師試験以外にも試験問題の漢字にルビを振ることや日本語独特の言い回しなどへの配慮を行い、優秀な外国人留学生が活躍できるようにすべきとの意見があり、厚生労働省へ要望することも決まりました。

協議会終了後は同会場で情報交換会が開催され、琉球大学西田学長の挨拶で会が始まり、幹事長校である琉球大学医学部空手道部からの演武の披露もあり盛況かつ有意義なものとなりました。

第12回(2019年)国立大学保健医療学系代表者協議会看護分科会総会

 

第14回(2019年)国立大学保健医療学系代表者協議会 石田医学部長挨拶

 

琉球大学医学部空手道部による空手演武(情報交換会)