夏休み自由研究イベントを開催しました!
平成28年8月14日(日)、沖縄県立博物館・美術館にて、本学医学部で感染症研究に携わる研究者が企画した夏休み自由研究イベント「蚊・ネズミによってかかる世界の病気を知ろう」を開催しました。
このイベントは沖縄県の委託事業「沖縄感染症拠点形成促進事業(動物媒介性感染症対策の沖縄での施策提言とネットワーク形成に関する研究)」を受け、亜熱帯に位置する沖縄で特にリスクの高い動物媒介性の感染症について、子どもたちに分かりやすく伝えるために開催したものです。
研究リーダーの保健学科 小林潤教授と児玉光也特命助教による展示では、国際協力機構(JICA)沖縄事務所、青年海外協力協会(JOCA)沖縄事務所の協力の得て、アジア・アフリカ地域からの研修生と子どもたちとの交流「世界の人たちと病気を防ごう」が行われました。
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ウイルス学講座の斉藤美加助教と酪農学園大 遠藤大二教授・金子正美教授の体験プログラムでは、蚊をテーマとし、顕微鏡写真の撮影や地図上でのボウフラ探しゲームを提供しました。
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細菌学のトーマ・クラウディア助教の体験プログラムでは、ネズミが運ぶ病原菌(レプトスピラ)をテーマに、顕微鏡観察や診断キットによる検出、防護服の体験を提供しました。
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特設ステージではガジャンダバープロジェクト有志による寸劇「出たな!蚊の怪人ガジャンダバー」を上演し、デング熱など身近に潜む感染症の危険性をわかりやすく伝えました。
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当日は374名の参加があり、蚊やネズミの媒介する疾患について親子で熱心に学ぶ姿も見られました。このイベントは一般社団法人トロピカルテクノプラスが主催し、沖縄県(沖縄県衛生環境研究所)、琉球大学、酪農学園大学、JICA沖縄国際センター(OIC)、JOCA沖縄事務所、NPO法人Malaria No More Japan、株式会社南西環境研究所、株式会社猪原商会の後援・協力の下で行われました。