再生医療研究センター

沖縄県の再生医療中核拠点として、平成27年4月に再生医療研究センターが設置され、同年6月に開所式が行われました。当センターは、ロート製薬(株)から寄贈された2階建ての建物 (延床面積 812㎡)の1階部分に、沖縄県の先端医療産業開発拠点形成事業で整備された本格的な細胞培養加工施設 (床面積 224㎡)を有しています。この細胞培養加工施設は、合計12のユニットからなる本格的なもので、近年主流になりつつあるアイソレータ方式を採用しています。このアイソレータ内は極めて高い無菌状態となっており、GMP基準に準拠した再生医療用の細胞を調製できます。
 当センターの業務は、細胞培養加工施設を維持管理・運営しつつ、安全な再生医療用の細胞を供給し、医学部附属病院や医療機関、研究機関、企業などと連携して優れた再生医療研究を実用化することです。将来的には、当センタ ーにて実用化された再生医療を多くの患者さんに提供し、沖縄県の健康社会の実現と再生医療の産業化推進に貢献したいと考えています。

再生医療研究センター外観 細胞調製ユニット内のアイソレータ