高松先生(分子・細胞生理学講座)が、日本脳科学会で奨励賞を受賞しました

分子・細胞生理学講座助教の高松岳矢先生が、平成30年11月10日、千葉市で開催された第45回日本脳科学会で「双極性障害多発家系の強い遺伝要因の探索」というタイトルで研究成果の口頭発表を行い、奨励賞に選ばれました。

これは今回発表された8の演題から、3人の優秀な若手研究者の発表に送られる賞です。高松先生は前回第44回日本脳科学会(平成29年10月 弘前市)で「テスカルシンは神経細胞におけるクラス1ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬の標的遺伝子である」という別の研究でも奨励賞を受賞しており、2年連続の奨励賞受賞という快挙になります。

今回の研究発表は、病態メカニズムがわかっていない躁うつ病や反復性うつ病に関連する可能性のあるゲノム要因を沖縄県内の疾患多発家系を使って見出した研究です。将来的に病態解明や治療薬開発への大きな期待がかかる研究で、今後の発展が望まれます。

奨励賞を受賞した高松岳矢先生(左から1番目)