第3回「琉大にぬふぁ星講座(医学部体験授業)」を行いました

10月23日、24日の2日間、十分な感染症対策を施し、沖縄県内の高校生を招いて「琉大にぬふぁ星講座(医学部体験授業)」を実施しました。これまでの2回は、5日間の日程で30名を上限としていましたが、コロナ禍のため、2日間、15名に絞って行いました。

体験内容は、模擬授業、実習、医療倫理を考えるグループ討論、OB/OGとの懇談で構成しました。
 模擬授業では、整形外科学講座 西田教授と、感染症・呼吸器・消化器内科学講座 金城助教による講義が行われました。実習は午前・午後の2回に分け、PCR法を用いた血液型の解析(先進医療創成科学講座 山下教授、生化学講座 黒柳教授、医化学講座 海川准教授担当)と光学顕微鏡による人体組織の観察(分子解剖学講座 高山教授、清水准教授担当)を実施しました。医療倫理に関しては、琉球大学病院 地域・国際医療部 金城隆展先生ご指導の下、テレビの報道番組で紹介された事例を用いて、ディベート形式の討論を行いました。そして、OB/OGとの懇談会では、医学部体験授業を経験して医学部医学科に入学した学生3名と交流しました。講座の最後に受講者全員が感想を述べ、筒井医学部長から終了証が手渡されました。

はじめの会では、かなり顔がこわばっていましたが、実習などが進むにつれて緊張がほぐれ、積極的になっていく姿が非常に印象的でした。特に、医療倫理を考える討論では、全員がしっかりと自分の意見を述べ、高校生とは思えないレベルの高さに感動しました。

琉大にぬふぁ星講座(医学部体験授業)は、分子解剖学講座の高山教授、清水准教授を中心に企画し、グローバル教育支援機構アドミッション部門の山田副部門長を中心にして実施されました。