第4回「琉大にぬふぁ星講座(医学部体験授業)」を行いました

令和4年8月9日・10日、沖縄県内の高校生17名を迎え、文字通り医学部を体験する企画、第4回「琉球大学にぬふぁ星講座(医学部体験授業)」を開催しました。本講座は、琉球大学グローバル教育支援機構の進める高大接続推進事業の柱としてアドミッションセンターの主催で実施されています。従来のオープンキャンパスとは別に、高校生に医学部の教育・研究活動を実際に体験してもらい、深く琉球大学医学部を知ってもらうことが狙いです。大学側としては、琉球大学医学部への進学希望者の掘り起こし、高校側としては医療従事者への適性の見極め、進学意欲の向上につながることが目標です。

新型コロナ感染症新規感染者数が沖縄県内で極めて高い水準ではありましたが、健康チェック、感染症対策を万全に行い、2日間のコースで実施しました。これまでは、医学科単独でしたが、今回からは保健学科との合同で行いました。さらに、日本トランスオーシャン航空(JTA)及び琉球エアーコミューター(RAC)からの航空券提供により、離島からは八重山高校、宮古高校に加えて久米島高校の学生が参加しました。参加者全員が、医学科、保健学科両方の講義・実習を体験し、3年ぶりにシミュレーションセンターでの一次救急体験に参加しました。昨年度から実施している医療倫理ディベートにおいても、活発な討論が行われました。なかでも、「医学部体験授業」に参加し、その後入学した3名の医学生を交えての懇談は非常に盛り上がりました。2日目の閉会式、筒井正人医学部長ご挨拶のあと、学生全員が2分ずつ感想を述べ、医学部長から全員に終了証が直接手渡されて終了となりました。「これまで経験したことのない2日間の体験」ならびに「進学への強い意欲」を述べる高校生が多く、当初の目的が達成されたと感じています。今後、高等学校との連絡を取りあって、より良い企画に進化させながら、継続していきたいと考えております。

最後に、この企画には、多くの医学研究科、医学部保健学科の教員、大学院生にご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。