本学のサークルOff the Clockが第9回全国医学生BLS選手権大会で優勝しました!

2023年11月26日(日)、第9回全国医学生BLS選手権大会の決勝大会が国立国際医療研究センター病院で開催され、琉球大学の救急・総合診療サークルOff the Clock(顧問:大内 元 特命准教授)が総合部門で優勝を果たしました。

BLS選手権大会は、全国の医学生の一次救命措置(BLS;Basic Life Support)の知識・技術向上を目的に開催されている大会です。コロナ禍でしばらく中止となっていましたが、今回4年ぶりに開催され、地方大会を勝ち抜いた上位18大学が決勝の舞台に集まりました。

本大会へ出たOff the Clockの有志メンバーは、7月頃から本格的に練習を始め、9月17日に長崎大学病院で行われた地方大会で総合2位に入賞し、決勝大会への出場権を得ました。その後も放課後や講義の合間を縫って練習を続け、見事、11月に行われた決勝大会の総合部門で優勝しました。

Off the Clockメンバーからのコメント

町田宗丈(3年)
琉大病院救急科の先生方、沖縄シミュレーションセンターのご指導、医学科同窓会、沖縄内科学術振興会、サークルメンバーと様々なご協力のお陰でサークルの先輩の悲願であったBLS選手権へ初出場でき、今回の結果を残すことができました。感謝に堪えません。

『選手権は本番ではない、常に実際に人が倒れてると考えた練習を』を心に、多忙を言い訳せず練習に励んでいたメンバーの努力が優勝に結びついたこと、とても嬉しく思っています。

涌坪遼(3年)
チームとして協力する事の「大切さ」と「尊さ」。 これらがBLS選手権を通して学んだ事です。とてもいい経験となったと思います。 これからも様々なことに精進していきたいと考えています。

比屋定結子(3年)
多くの方々のサポートのお陰で優勝を果たすことができました。本当にありがとうございます。今回の大会を通して、チームの強みや課題を再認識することができました。今回の結果に満足するだけではなく、医療者としてさらにレベルアップしていきたいです。

賀数りち(2年)
7月から練習を開始し、チームで目標としていた全国優勝を達成することができました。たくさんの方々が、日々サポートしてくださったからです。本当にありがとうございます。今後も一層練習を重ねて、レベルをあげいきたいと思います。応援よろしくお願いいたします!

下地唄羽(2年)
BLSの練習の中で、競技のシナリオを単に演じるだけでなく、一つ一つの行動が傷病者の未来につながると学べたことが私にとって一番の収穫でした。サポートして下さった皆様に感謝申し上げます。

齊藤寛人(3年)
私は競技者ではなく、応援及びサポーターとして参加させていただきました。競技者の皆さんの熱量に驚きつつも、皆で協力しあい、最高のチームとなって最高の結果を掴むことができてとても嬉しいです。

応援メンバー
 下地美寧、河野央

さらに学生からは、

「BLS選手権大会では、傷病者発見時の対応、胸骨圧迫をする際の深さ・リコイル・テンポ、AEDの貼り方、心電図解析時の対応が適切であるかなど、多くの評価項目がガイドラインに基づいて決められており、これらの合計点数がそのまま順位となります。出場メンバーらは、これらの評価項目がきちんとできるようにするだけでなく、さらに、『実際に目の前に人がいると思って蘇生をする』ということを徹底しました。救急の先生や救急隊の方から指導をしていただくなど、実際の現場に即した知識や技術を身につけられるように練習を重ねました。競技上点数化されない部分だとしても、実際の患者さんならこうする、という部分を常に意識して努力したことが、今回の結果につながったのかもしれません」

と、大会や救命への思いを話していただきました。


医学部長への優勝報告会にて