新任教授のご紹介~大学院医学研究科女性・生殖医学講座 関根正幸 教授~(令和5年度着任)

2023年10月より、琉球大学大学院医学研究科 女性・生殖医学講座教授に着任した関根正幸です。よろしくお願い致します。

私は千葉県で生まれ、その後父親の転勤で埼玉、福井などを転々とし、埼玉県立浦和高校を経て新潟大学に入学しました。大学時代は軟式野球部と陸上競技部に所属していました。1994年に大学卒業後、1998年に大学院に入学しました。そこで「遺伝性乳癌卵巣癌」の研究を始め、今でも私のライフワークになっています。ボストンHarvard Institute of Medicineへの留学でも、「遺伝性乳癌卵巣癌」の原因となるBRCA遺伝子の機能研究に携わりました。帰国後はHPVワクチンの臨床研究も開始し、国民に向けて多くのメッセージを発信し、「積極的勧奨の再開」に貢献できたと思います。

前任の青木陽一教授は、放射線科、病理学教室など多くの先生方との緊密な連携のもと、盤石な診療体制を築いてこられました。私もその体制を引き継ぎながら、遺伝性腫瘍とHPV研究の知識や経験を活かして、沖縄のゲノム医療と予防医療のさらなる充実を目指します。沖縄県内の婦人科がん罹患率と死亡率を減少させることを最大の目標として、沖縄県の女性の幸せを第一に考えた医療を行っていきたいと考えています。

琉球大学医学部と病院は、2025年1月に宜野湾市の新キャンパスに移転します。新キャンパスは華やかな西海岸に近く、新たな医療拠点として沖縄の発展に必ずや貢献するはずです。医学を志す若い力を存分に発揮できるフィールドだと思います。ぜひ琉球大学で一緒に学んでみませんか?