【保健学科学生各位】令和2年度における講義・実習等の開始にあたって


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令和2年度における講義・実習等の開始にあたって

令和247

 

保健学科学生各位

 

保健学科はすでに遠隔での講義開始によって第1クォーターを開始することの通知をさせてもらいました。本日の会議では琉球大学全体においても原則講義については遠隔講義の実施をすることで議論がされ用意が進められています。しかしながら現時点でも、その実施には課題が山住です。また、新型コロナウイルス感染症の流行状況は刻々と変化していくので、それに随時対応していくことも必要で、昨日と今日とは状況とその対応がかわってくることもあります。保健学科として最大限の努力をしていきます。皆さんも、あわてずに対応をお願いします。すでにWEBメールで連絡を送らせていただきましたが、各科目の講義や演習の対応は異なりますので、こまめにWEBメールを確認するようにお願いします。

沖縄なら大丈夫はありません。東京の人口規模とちがうので、感染者数だけで考えないことかと思います。中南部の人口密集、他県・海外との人の移動から考えると、他地方の県と比較して島だから大丈夫ということもいえないと考えます。一方これからさらに自宅待機等の自粛がすすめば、沖縄においても家庭内職場内のバイオレンスが問題となってくるでしょう。これは大学内でも例外でないでしょう。ただし日本なら沖縄ならきっと暴力による大混乱にならずにのりこえられる。なぜならのりこえた経験が日本には、沖縄にはあるからです。戦後の混乱、蔓延したマラリアなどの感染症をのりこえた先人の経験があります。学内で感染者がでたり、感染者の濃厚接触者が出てくることは、今後十分に考えられます。また県外渡航のある学生は2週間自宅待機してもらっています。これらの人に対して差別偏見の態度をもしとったとしたら、それはあなたが保健医療従事者になろうとするものとしての基本的態度に問題があると思い自分を見直して下さい。

殆どの講義はオンライン講義に切り替えます。いつもよりインターネット上のコミュニケーションが増えるでしょう。インターネット上の暴力、いじめがおきたら、それを止められるのは大学ではなく、そこにいる皆さんです。傍観はやめましょう。長期戦です、今から、気持ちの用意を御願いします。大学生は大人として、これらのことを自分で考え行動することが求められるでしょう。

健康管理に関しては、43日付の通知に詳しく書いてあります。特に一人で暮らしている不安になることもあるでしょう。新型コロナウイルスに感染したかどうか心配なときは、通知にしたがって冷静に対応してください。自宅でできる娯楽も活用して、各自ストレスの管理も積極的に行ってください。今は部屋に一人でいるかもしれませんが、あなたは決して一人きりではありません。電話やネットをつかって御両親や友達に連絡してみましょう。

保健医療の学びの場として、可能な限り学びの機会は止めません。長期戦に思えるかもしれませんが、歴史をみてみると感染症の蔓延が止まらなかったことはありません。保健学科の学生としてこの機会に、どうしたらこの感染症を終息させられるのか、平穏な社会を保てるのか考え学んでください。その学びを皆さんと教室で話をできるのを楽しみにしています。

 

保健学科長 小林潤