新任教授のご紹介~大学院医学研究科 先進医療創成科学講座 山下 暁朗教授~


 みなさま、初めまして。令和3年度2月1日付けで医学研究科先進医療創成科学講座(Department of Investigative Medicine)に着任いたしました山下暁朗です。

私は医学研究を25年間続けてきましたが、医師ではありません。神戸市の公立高校を卒業し、神奈川県にある日本大学農獣医学部(現:生物資源科学部)で、分子生物学に出会いました。卒業研究を機に、横浜市立大学医学部第二生化学教室(大野茂男教授)に参加し、大学院に進学し、博士(医学)を平成13年に取得しました。テキサス大学のAnn-Bin Shyu研究室に留学後、平成17年からは若手研究者の登竜門の一つである戦略的創造研究推進事業「さきがけ」専任研究者として、研究を行いました。平成22年からは、横浜市立大学医学部の教員となり、10年に渡り分子細胞生物学教育に携わっています。

これまで、海に近いところに住んできましたので、琉球大学での教育と研究生活を楽しみにしています。研究については、数年前からそれまでの研究成果を企業導出しています。純粋な学問としての基礎研究も大好きですが、やはり、中学生・高校生にも「こんな研究をしている」と言うことを分かってもらえるような創薬につながる研究をおこない、新しい医療を創って行こうとしています。

これから医学科を目指す高校生の皆さんは、高い目標を持って厳しい選抜試験をくぐり抜けてきます。しかし、入学してからが本番です。医師は「自ら学び、考え続ける」必要のある職業です。私の近しい医師で、20年目、40年目の先生であっても、「学ばないというのは、罪である(患者の不利益を生む)」との意識を持って日々の臨床に向かっています。「自ら学び、考え続ける」ことが出来るみなさんは日々成長し、正の連鎖により優れた医師ことが出来ます。私は基礎研究者であり、基礎医学教育を担当します。医学は生命の仕組みを理解するための科学分野でもあります。基礎教育で培う、科学的根拠と科学的思考は、将来、診察結果から医学的判断を行い患者の「未来を変える」治療を行う力の礎となる(でも、学生当時は気がつかなかった)と多くの若手医師が私に語ってくれました。

琉球大学医学部医学科で、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。是非、私の研究室に遊びに来てください。歓迎します。