Notice: Only variables should be assigned by reference in /home/www/public/mur-content/themes/med-ryukyu/functions.php on line 129

Notice: Only variables should be assigned by reference in /home/www/public/mur-content/themes/med-ryukyu/functions.php on line 129

Notice: Only variables should be assigned by reference in /home/www/public/mur-content/themes/med-ryukyu/functions.php on line 129

先進ゲノム検査医学講座

  • 講座一覧
  • 医学部TOP
先進ゲノム検査医学講座

講座紹介:

先進ゲノム検査医学講座は、旧遺伝医学講座(基礎医学講座)と先進検査医学講座(臨床医学講座)を統合して新設された講座で、基礎医学研究を臨床医学に応用する事を目指しています。

ゲノムとは、いわば生命の設計図であり、人では細胞の中の主に染色体におさめられているDNA情報のことで、およそ30億文字の暗号から成ります。人にはそれぞれの個性があり、その個性をお互いが尊重してより良いものにしていく事が大切です。それは、医療の世界にもあてはまります。たとえば、同じような環境に育っても、病気になる人もいれば、ならない人もいます。同じ薬を飲んでも、よく効く人、効きにくい人、副作用が出てしまう人がいます。このような個人差はヒトゲノム情報の個人差で決められていて、どのような個人差でその違いがでるのかがわかれば、一人一人に最適な医療を効率よく受けられるようになります。英語では「パーソナライズドメディスン(personalized medicine)、日本語では個別化医療、オーダーメイド医療やテイラーメイド医療と呼ばれる事もあります。しかし、ゲノム情報だけで個性(個人差)が決められている訳ではありません。一人一人が、どのような環境でどのような生活習慣(食事や運動など)を持っているかが、さらに重要な因子として関わってきます。当講座では、将来的にゲノム情報と環境要因を統合した研究を沖縄の地で行い、沖縄県民のみならず、多くの人の役に立つ情報を発信し、個別化医療の実現を目指します。


当講座では、臨床応用を見据えた基礎研究を行う、大学院生、研究生を募集しています。興味のある方はいつでも第2基礎研究棟2階にお越し下さい。メールなどでご連絡いただいても結構です。

スタッフ紹介:

  • 教授:前田 士郎略歴:

    1978年      大阪府立大手前高等学校卒業
    1985年      滋賀医科大学卒業
    1990年      滋賀医科大学大学院修了
    1990〜1992年 公立甲賀病院内科医員
    1993~1996年 米国ミシガン大学病理学講座研究員
    1996〜1999年 滋賀医科大学附属病院医員(第3内科、救急部)
    1999〜2000年 滋賀医科大学第3内科文部教官助手
    2000~2001年 理化学研究所研究員
    2001~2008年 理化学研究所遺伝子多型研究センター、糖尿病性腎症関連遺伝子研究チーム・チ
               ームリーダー
    2008〜2013年 理化学研究所ゲノム医科学研究センター、内分泌代謝疾患研究チーム・チームリ
               ーダー
    2013〜      理化学研究所統合生命医科学研究センター、腎・代謝・内分泌疾患研究チーム・
               チームリーダー
    2014年8月〜現在 琉球大学大学院医学研究科先進ゲノム検査医学講座教授

  • 准教授: 今村 美菜子

研究概要:

次世代シーケンサを用いた遺伝性疾患の原因解析や、モデル動物、幹細胞を用いた分子病態解析を行っています。また、原因が特定された疾患について診断法開発、治療法開発を行っています。

生活習慣病などの感受性遺伝子研究、薬剤反応性、副作用に関わる遺伝因子探索などを行っています。

 

先進ゲノム検査医学講座は、基礎医学研究を臨床医学に応用する事を常に目指しています。

2003年のヒトゲノムプロジェクトの完了により、30億塩基対に及ぶヒトゲノム配列のほぼ全容が明らかにされました。その後、ゲノム情報の整備、解析技術の進歩により、全ゲノム領域を解析対象として、様々な疾患の発症に関連する遺伝子領域を探索する事が可能となっています。ゲノムワイド関連(相関)解析と呼ばれており、この手法を用いて2007年頃より糖尿病などの生活習慣病に関連する多くの遺伝子領域が同定され(参考論文1-4)、疾患発症のリスク診断に有用な情報として活用されつつあります(参考論文5)。ヒトゲノム研究は、今まさに、研究の段階から臨床応用の時代にシフトしたと言えます。しかしながら、ゲノム情報単独では、疾患発症を説明するには不十分で、環境因子との相互作用を詳しく検討する事が必須とも考えられています。そのためには、大規模にゲノム情報と環境要因の相互作用を調べる事が重要です。食事や運動等の生活習慣に影響を受け、さらに生活習慣病とも深く関わる因子として、人と共存する腸内などの細菌叢も最近注目されています。我々は、個別化医療(personalized medicine)の実現のために、沖縄県各地域で、住民コホート、疾患コホートの立ち上げを行い、ゲノム情報と環境因子を総合的に解析する基盤となる資源バンクの構築を目指しています。

 

参考論文

1.    Unoki H, Takahashi A, Kawaguchi T, Hara K, Horikoshi M, Andersen G, Ng DPK, Holmkvist J, Borch-Johnsen K, Jørgensen T, Sandbæk A, Lauritzen T, Hansen T,  Nurbaya S, Tsunoda T, Kubo M, Babazono T, Hirose1 H, Hayashi1 M, Iwamoto Y, Kashiwagi A, Kaku K, Kawamori R, Tai ES, Pedersen O, Kamatani N, Kadowaki T, Kikkawa R, Nakamura Y, Maeda S. (2008) SNPs in KCNQ1 are associated with susceptibility to type 2 diabetes in East Asian and European populations. Nat Genet 40: 1097-1102

2.    Yamauchi T, Hara K, Maeda S, Yasuda K, Takahashi A, Horikoshi M, Nakamura M, Fujita H, Grarup N, Cauchi S, Ng DPK, Ma RCW, Tsunoda T, Kubo M, Watada H, Maegawa H, Okada-Iwabu M, Iwabu M, Shojima N, Shin HD, Andersen G, Witte DR, Jørgensen T, Lauritzen T, Sandbæk A, Hansen T, Ohshige T, Omori S, Saito I, Kaku K, Hirose H, So WY, Beury D, Chan JCN, Park KS, Tai ES, Ito C, Tanaka Y, Kashiwagi A, Kawamori R, Kasuga M, Frogue P, Pedersen O, Kamatani N, Nakamura Y & Kadowaki T. (2010) A genome-wide association study in the Japanese population identifies susceptibility loci for type 2 diabetes at UBE2E2 and C2CD4A/B. Nat Genet 42: 864-868

3.    Imamura M, Maeda S, Yamauchi T, Hara K, Yasuda K, Morizono T, Takahashi A, Horikosi M, Nakamura M, Fujita H, Tsunoda T, Kubo M, Watada H, Maegawa H, Okada-Iwabu M, Iwabu M, Shojima N, Ohshige T, Omori S, Iwata M, Hirose H, Kaku K, Ito C, Tanaka Y, Tobe K, Kashiwagi A, Kawamori R, Kasuga M, Kamatani N, DIAGRAM consortium, Nakamura Y, Kadowaki T. (2012) A single nucleotide polymorphism in ANK1 is associated with susceptibility to type 2 diabetes in Japanese populations. Hum Mol Genet 21: 3042-3049

4.    Hara K, Fujita H, Johnson TA, Yamauchi T, Yasuda K, Horikoshi M, Peng C, Hu C, Ma RC, Imamura M, Iwata M, Tsunoda T, Morizono T, Shojima N, So WY, Leung TF, Kwan P, Zhang R, Wang J, Yu W, Maegawa H, Hirose H; DIAGRAM consortium, Kaku K, Ito C, Watada H, Tanaka Y, Tobe K, Kashiwagi A, Kawamori R, Jia W, Chan JC, Teo YY, Shyong TE, Kamatani N, Kubo M, Maeda S, Kadowaki T. (2014) Genome-Wide Association Study Identifies Three Novel Loci for Type 2 Diabetes. Hum Mol Genet. 23: 239-246

 

5.    Imamura M, Shigemizu D, Tsunoda T, Iwata M, Maegawa H, Watada H, Hirose H, Tanaka Y, Tobe K, Kaku K, Kashiwagi A, Kawamori R and Maeda S. (2013) Assessing the clinical utility of a genetic risk score constructed using 49 susceptibility alleles for type 2 diabetes in a Japanese population. J Clin Endocrinol Metab 98:E1667-1673

お問合せ先:
TEL:098-895-3331(内線2708)
FAX:098-895-1436
eMailsmaeda@med.u-ryukyu.ac.jp