薬物治療学(協力講座)
講座紹介:
琉球大学医学部附属病院薬剤部と連携して、TDM や遺伝子解析結果など薬理遺伝学的情報を薬物治療に活用することを目標にしています。 医薬品に関して基礎研究と臨床研究の両面から探求しています。
スタッフ紹介:
教授:中村 克徳略歴:1994年3月 北海道大学理III系入学(薬学部卒業)
1996年3月 北海道大学大学院 薬学研究科 修士課程修了
1999年3月 北海道大学大学院 薬学研究科 博士課程修了
1998年4月~1999年3月 日本学術振興会特別研究員
1999年4月~2001年3月 米国バンダービルト大学医学部、博士研究員
2001年4月~2003年3月 群馬大学医学部附属病院薬剤部文部科学技官薬剤師
2003年4月~2005年3月 群馬大学医学系研究科薬効動態制御学分野助手
2004年4月~2009年8月 群馬大学医学部 部内講師
2005年4月~2009年8月 群馬大学医学系研究科薬効動態制御学分野助教 (薬剤師 併任)
2009年8月~2012年3月 信州大学医学部附属病院薬剤部 准教授・副薬剤部長
2012年4月~2015年7月 名古屋市立大学薬学部臨床薬学教育研究センター
同 大学院薬学研究科臨床薬学分野 准教授
2015年8月~現在 琉球大学医学部附属病院薬剤部 教授・薬剤部長
研究概要:
くすりの効果や副作用の発現には明らかな個人差があり、効果が期待できないくすりの使用は医療費の無駄になるばかりか、患者さんのクオリティ・オブ・ライフ (QOL) の低下につながる可能性もあります。薬物治療におけるオーダーメイド医療では、年齢、性別、体重、腎機能、肝機能、食生活や生活習慣などの様々な要因を考慮し、患者個々に対して薬物治療の効果を最大に、副作用リスクを最小にするような最適の治療方針を決定することが必要です。現在、薬物治療学講座では、薬物の血中濃度を測定して、臨床所見と対比しながら最適な薬物治療を研究しています。また、薬物の効果や副作用に影響を与える薬物代謝酵素・薬物トランスポータ・薬物受容体などの遺伝子について、最新の技術を用いて研究しています。
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