保健学研究科卒業生が国際フォーラムでポスター最優秀賞を受賞

保健学研究科博士前期課程を本年度修了された佐藤慈さんは、平成28年10月27日~28日にラオス国サワナケート県で開催された保健フォーラム(10th National Health Research Forum, Lao PDR)にてポスター最優秀賞を受賞しました。

ラオス国では、特に僻地村落に住む少数民族の間で、妊娠や出産に伴う健康問題が多いことが長年の課題となっています。そのため、ヘルスセンターなどにおける施設分娩が推奨されています。佐藤慈さんは保健学研究科在籍時に、ラオス国の僻地に滞在し、施設分娩を妨げている要因を解明するための研究を行いました。この度、佐藤慈さんはこの研究成果をポスター発表しました。投稿された50以上のポスター発表の中で、最も優れたポスター発表として、フォーラムの主催者から表彰されました。

佐藤慈さんは平成28年9月に保健学研究科(国際地域保健学分野)を修了されました。現在は、国際地域保健学教室の研究員として、JICA草の根プロジェクトの開始準備に従事されています。12月からは、NPO法人アジア保健教育基金の現地派遣スタッフとして、プロジェクトを推進される予定です。

%e5%86%99%e7%9c%9f1_%e4%bd%90%e8%97%a4%e6%85%88   授賞式の様子(写真右の女性が佐藤慈さん) %e5%86%99%e7%9c%9f2_%e4%bd%90%e8%97%a4%e6%85%88   贈られた表彰状がこちら