学生生活を振り返って

與那嶺 周平 與那嶺 周平
平成22年度医学部医学科卒業
琉球大学医学部附属病院 皮膚科
日本最南端にある琉球大学医学部には、地元沖縄出身の人だけでなく、日本各地から様々な経歴や夢をもつ医学生が集まります。生まれも育ちも沖縄である私にとっては、年齢や社会経験も様々な仲間との学生生活を通して自分にはない価値観、物の捉え方、文化に触れることができ、とても刺激的な毎日でした。仲間たちとともに人間的に大きく成長できたことと、何よりも人と交流することの楽しさや大切さを改めて実感するとともに、指導して頂いた先生方に心から感謝しています。
私は卒業後沖縄で皮膚科医として診療していますが、沖縄という土地柄もあって、ときどき医師と患者との距離感が曖昧になって、ついつい話に花が咲いてしまいます。医師として患者さんに厳しく接することも時に必要ではありますが、患者さんの考えや価値観に共感することも、やはりより良い医療を提供するための医療人にとって重要なfactorだと考えています。学生時代の経験も踏まえ、患者さんひとりひとりと向き合う時間を大切に、笑顔のある診療を今後も心がけていきたいと思っています。