成人・がん看護学

成人・がん看護学分野では、主に成人看護学、急性期看護学、がん看護論、緩和ケア看護論の講義と実習を担当しています。大学院博士前期課程では、2005年4月よりがん看護専門看護師(CNS)教育課程の認可を受け、そのプログラムを実践しています。これまでに、大学と専門病院、総合病院などとの連携協働により、将来を担う高度専門職業人の育成に取り組んでいます。

在宅・慢性期看護学

当教室は在宅・慢性期看護学を専門領域とし、教育・研究は古謝安子教授と豊里竹彦講師、宮城千賀子教務職員が中心で行い、大学院保健学研究科では人間健康開発学領域に属します。研究室には現在、大学院1年次が1名、学部学生4年次が3名、3年次が5名在籍し、勉学・研究に励んでいます。大学院では“在宅看護”に関する特論および演習を提供し、学部では“家族看護学”や“在宅看護実践学”、“慢性期看護実践学”等の講義や演習、また附属病院病棟や外来、訪問看護ステーションにおいて看護実習を提供します。医学科では“治療学”と“衛生学・公衆衛生学Ⅱ”の授業を一部担当しています。

研究内容は“在宅要介護者に関する研究”や“訪問看護師に関する研究”を訪問看護師の皆様の協力の下で実施し、また“沖縄の小離島における高齢者介護に関する研究”を村役場や離島住民との協同で進めています。在宅看護は新しい分野ですが、地域で療養する方や家族を看守り、超高齢社会を支える重要な役割機能を有しており、研究開発が急がれています。

生理機能検査学

分子遺伝学

分子遺伝学分野は腸炎ビブリオなどの腸内細菌の鉄獲得機構や淋菌の薬剤耐性に関する研究を行っている。また、沖縄の亜熱帯生物資源の抗菌作用に関する研究も行っている。大学院での講義は「生体機能解析学特論 (博士後期)」、「生体機能学特論および演習(博士前期)」、学部での講義は「遺伝子診断技術学」、「遺伝子診断技術応用学」、「臨床検査管理・機器総論」、「臨床検査総論」、「薬理学」などを提供している。

生体代謝学

・薬剤耐性上皮性がんに対する新規抗がん治療薬候補の探索をおこない、がん選択的な細胞死誘導のメカニズムを明らかにすることを目指しています。
・がん細胞における低酸素という微小環境や酸化ストレス応答に着目し、がん細胞死誘導効果について検討しています。
・亜熱帯性植物に多く含まれるフラボノイド等を用いた抗がん効果の検討をしています。
 

私たちの研究室では大学院生を募集しています。バックグラウンドは問いません。当分野の研究に興味のある方はご連絡ください。

臨床心理・学校保健学

精神看護学

小児看護学

当分野は小児看護学を専門領域とし、学部教育では母子看護学講座、大学院保健学研究科では人間健康開発学領域に属します。学部教育では主に「小児看護学」、「小児看護実践学」、「遺伝看護学」、「小児看護実習」等の講義や演習、実習を担当し、大学院では母子看護・遺伝看護に関する特論および演習を担当します。
現在、当分野では、発達障がいや遺伝性疾患のある子どもたちと家族に対する看護的支援、幼児の睡眠に関連した研究に取り組んでいます。この研究分野は実態調査から始める必要があり、現在はその調査を行っています。今後は実態調査の結果を地域および医療の現場に還元し、発達障がいや遺伝性疾患に関する啓発、小児保健の推進に役立てたいと考えています。

老年看護学

当分野は老年看護学を専門領域とし、國吉緑教授、東恩納美樹助教で教育・研究を担っています。大学院保健学研究科では人間健康開発学領域、学部教育では成人・老年看護学講座に属します。大学院では高齢期看護学に関する特論および演習、学部教育では高齢期看護学、高齢期看護実践学、高齢期看護実習などを担当しています。

研究としては主に高齢期の社会的問題・課題でもある高齢者虐待(身体拘束を含め)、臨床現場における転倒・転落に関する研究に取り組んでいます。

疫学・健康教育学